9月1日(金)~9月3日(日)までの科学旅行。
前回まではこちらを参照。
旅行2日目。今日の予定は2か所。
筑波宇宙センターは遠いので、最初に行くことにしました。開場は10時。
Googleマップで検索すると、現在地からは1時間半ほどかかるようです。でも、私のこと(超絶方向音痴)なので、2時間ほどみることにしました。
そんなわけで、朝ご飯はそこから逆算していただきます。
普段は朝ご飯は食べませんが(半日断食絶賛実行中)、旅行の時は気にしません。(気にしていたら人生つまらん)
実際にはこんなに食べてないけどね。イメージです。
普通に美味しかった。
そんなわけで、逆算の逆算で8時過ぎには出発。筑波宇宙センターへ。
今朝は昨日からの雨が続いています。
昨日のうちにカサを準備していたので、特に困ることもないのですが、旅行の時って、できれば晴れて欲しいですよね。
今回の経路は、東京駅の八重洲口のバスターミナルから高速バスで向かいます。
雨がち。
バスターミナルから出発して約1時間ほどで筑波宇宙センターの近く、「並木一丁目」に着きます。目的の筑波宇宙センターはすぐ目の前。
さて、正面の入り口から入ると左側に展示館(スペースドーム)があります。
ちょうど10時ちょい過ぎについたせいか、あたりに人はあまりいません。(不安すぎる)
入ってみると、
あ、すごい。
私がついたのは10時ちょい過ぎでしたが、1回目のJAXのOBによる解説は10時ちょうどから始まるらしく、その回は逃してしまいました。
が、私は自分のペースで見るのが好きなので、特に困りませんでした。
中央のシャトルの船室がこちら。
無重力空間で上下を認識するために、上には電灯を、下には青いラインを入れているそうです。
縦や横の青い突起は、掴んで推進力にするそうです。荷物は手で掴むか体に貼ってあるマジックテープにくっつけるんですって(荷物をマジックテープで体にくっつけると、空いた手で青い突起を掴んで前に進めるんだそうです)。へー。
途中、特にロケットのところでJAXAのOBの方の説明を聞きました。さすがにすごい詳しい(笑)
今、アームストロング船長(アメリカ)が下りた場所を説明しているとこ。その他にもエンジンやロケットの話など、楽しかったな。
物資輸送(こうのとり)の内部。
あ、はやぶさ!
昨日国立科学博物館で見た、イトカワの微粒子を持ってきた子だね!
1フロアしかないのに、2時間以上居ました。好きな人には素晴らしい場所でしょう。でも、興味がなかったら苦痛だろうな。(隣に居合わせたカップルの片方がそう言ってた。ちょっと気の毒かも。)
外に出たら青空!すっかり晴れました!
H-Ⅱロケット。後ろはJAXA。
このロケットは飛ばなかったけど本物なんだそうです。垂直に立てたら、JAXAの建物くらいあるんですって。すごいなぁ。
ちなみに近辺にはコンビニなんかはありません。
お昼にかかりそうなら、予め準備しておくべきですね。
近所にコンビニはありませんが、休憩室ならありました。テレビで若田さんの夕食ご紹介を流していたのでお昼用のパンを食べながら見ました。
※私と若田さんの共通点・・・早食い
ショップにはなかなかコアなものがありましたよ。お土産に宇宙食を買っちゃった。
あぁ、ここならもう一回来たいなぁ。(宇宙好き)
そしてそこから日本科学未来館へ直行です。
最初は興味がないとかいいながら、結局見てきました。ディズニー・アート展。
激混みです。(人が写っていないこの写真は奇跡)
本当に混んでて、じっくり見るだなんて不可能。これが私の大好きな絵画展なら発狂していると思いますが、ザックリ見ても構わないディズニーだからよかったのかも。
まわりは、 カップル>女子連>家族連れ って感じ。
「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」
これは見たかったけど、物凄い混んでいたので断念(^_^;)
ショップも混んでて、諦めました・・
インスタ映えのために(いや、撮れたとしてもインスタには載せないけど)特に情熱があるわけでもないディズニーのために時間と体力をかけられないしね。
ま、個人的にはラプンツェルはバービーのが好きなので、デイズニーのは馴染みがないのですけど。
でもさすがは大御所ディズニーですね。魅せるツボを心得ています。
さ、そして常設展へ。(ディズニーはサックリと終わりました。)
丸い地球がお出迎えです。
この球面(平面を組み合わせている)に様々な映像を映せます。
みんなディズニー目当ての方ばっかりだと思ったら、案外混んでるのね。
ウロウロと展示ものを見て回ります。
あれ?これは午前中に筑波宇宙センターでJAXAのOBの方の解説付きでみたやつ?(LE-7Aエンジン)
あれ?これは昨日国立科学博物館の深海展で実物大でみたやつ?(ここの展示は"しんかい6500"の小さい模型やパネル展示など)
すごいいいんだけど、どのブースもとっかかり的な感じで・・・中途半端。
いや・・・、いきなりどの分野もディープに詳しく解説されても引くから、あのくらいでいいのかもね。
体験的な展示が多いので、家族連れとか海外からの観光客さんにはいいと思うな。うん。人が多過ぎて様々な展示が混んでて試せなかったくらい。ちょっと残念。
これはこれで、見てよかったなぁ。1回は見たかったしね。
各分野のディープさには乏しいので、次回来るかは企画展の内容で決めそうだな。
今日は昨日より早めに終わって良かった(^^)
昨日の残り(お惣菜半分)と、ビールと唐揚げ串で夜ご飯にしました。
次の日は最終日。
この科学旅行のメインに据えた、サイエンスカフェがあります。(ドキドキだ)
昨日と同じ朝ご飯(写真はイメージ)を頂いて、
準備して出かけます。
台風の影響は昨日の午前中くらいでしたね。良かった(^^)
今回のサイエンスカフェの案内の中に、開催場所近辺の休憩できる場所(カフェやごはん処など)がありました。
その中の一つ、喫茶店に来ました。
時間まで本を読んでようかと思いまして。
中はかなりレトロな感じ。
朝7時からやってます。モーニングもあり。
端っこで時間までゆっくり本を読んでました。
さて、サイエンスカフェ。
この科学旅行のメイン、とても興味深く、楽しいものでした。(よかった!ドキドキしてたの!)
研究の内容についての解説(私にもわかるくらい易しく話してくださいました)やクラウドファンディングにチャレンジした経緯や経過報告、ラボでのちょっとした楽しい話、研究を巡る状況など、本当に盛りだくさん。
教授が「1年間本当に頑張って頑張って、本当に頑張った研究対象が、単なる既存のものと同じだと証明されてしまったときに、この研究はもういいかな、と思った」(意訳)とおっしゃっていましたが、心血を注いだ結果、なんの成果も得られないなら、シンドイよなぁ。
でも、それがきっかけで「UT-7」という素晴らしい細胞株が作れたんですから、すごいことです。
ちなみに、「UT-7」の語意は「ウルトラセブン」だそうで。
もうね、それを聞いてからは「UT-7」そこから生まれた「UT-7/TPO」「UT-7/EPO」を「ウルトラファミリー」とわかり易く説明してくださるのですが、本当のウルトラファミリーが脳内変換されてしまって。ウケる。
セブン。
それに、"強敵"と書いて"とも"と読ませるなど、いくら助教の職にあると言っても同類としか思えません。(勝手に親近感)
写真は撮らなかったけど、せめて録音しとけば良かった・・と思ったくらい(笑)
お昼は上野公園で持ち込んだパンを食べました。(上野駅のアンデルセンのパン)(お土産にクッキーも買います。)
ちょうど金曜日に見に来た国立科学博物館の前です。
科学旅行にぴったりな本を読みつつ。
この本の良さは、あの天才達(ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャン)が身近に、本当に人間として感じられるところですね。そして、その天才達を人間として捉えるには、捉える方も並じゃ無理だと思います。すごい。
さて、読み終えたらちょうど時間です。
今回、宇宙開発関連については筑波宇宙センター、深海については国立科学博物館の深海2017展、古代地球については同じく国立科学博物館、生化学についてはサイエンスカフェ、と多岐に渡った楽しみがありました。おまけに美術関連も全く違う分野で楽しみがありましたし。
本当に楽しい旅行でした。
そして、とうとう楽しかった旅行も終わり、帰ります。
一人でウロウロと様々周りましたが、本当に楽しい旅行でした(^^)
次はいつ出掛けられるかなぁ
これからも、アカデミアで面白いなと思った企画には寄付をしていきたいと思います。ただ、私は他にも毎月寄付をしているので、出来る範囲で、ですけどね。(何事も無理をすると続かないのよね)
寄付に興味を持った方はこちらもどうぞ。