日々のつれづれ

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高慢と偏見(Pride and Prejudice)

原作を読むよりもよく観ているこの映画。

高慢と偏見(Pride and Prejudice)。もちろん、ダーシーはコリン・ファースの、ドラマ版(BBC)です。6時間でもヘイチャラさ。

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高慢と偏見 (テレビドラマ) - Wikipedia

【あらすじはこっちがいいかも】

高慢と偏見 - Wikipedia

何度観てもダーシーの悶絶シーン満載です。あの熱い瞳が観たくてリピートしてるようなもんです。

 

 

五人姉妹のベネット家では、父親のベネット氏が亡くなれば家も土地も遠縁の従兄弟の手へと渡ってしまいます。(ベネット家はそういう遺産相続設定で、そういう設定は当時は一般的でした)

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中央は長女ジェーン、右は次女エリザベス。左は末の妹リディア。

 

エリザベスは見た瞬間(渡辺えりさんに激似?)と思いましたが、並べてみると、まぁ判断はお任せです。(そもそもどっちも大女優)

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さて。隣人となったビングリー氏は美しい長女ジェーンに一目ぼれ。(本人もめっちゃいい人)

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めっちゃいい人ビングリー氏はジェーンにメロメロですが、ジェーン本人の人柄というよりはジェーンの身分と親を含めた親戚の下品さを心配するダーシー。確かにあの家族(特に母と妹)は品がないな。

 

ってなことを心配しているワリに、自分もエリザベス(次女)の知的さにグッときているようです。(見つめる瞳が熱いよ!)

しかし、ダーシー氏の無表情と口下手とプライドのバイアスのせいでエリザベスは微妙にプライドを傷つけられてお互いに気まずくなり、特にエリザベスはダーシー氏にイヤな印象を持ちます。

 

そして色男ウィカム氏登場。

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金がある女を仕留める、口先だけ爽やかなイヤな男です。

この色男がエリザベスにあることないこと吹聴して、むっつりダーシー氏を悪く仕立てます。本当は自分が悪いのを棚に上げてるだけなんだけど。

人懐っこい笑顔と弁舌の冴えに、さすがのエリザベスも心を奪われます。

が、ウィカム氏は持参金の少ないエリザベスをあっさりと袖にして3万ポンドの持参金のある別の女(可愛い)に乗り換えますが、正体がバレたかなんかしたのでしょうか、結婚がナシになり再びフリーの身になります。

 

そこに突然、ベネット家の財産相続権を持つ従妹のコリンズ牧師がベネット家を訪問します。かなり唐突ですが、彼はベネット家の姉妹の誰かと結婚することでベネット家の資産を優先して享受する自分の良心を慰め、また彼の支援者であるキャスリン・デ・バーグ夫人(富豪)の希望に叶うような堅実な女性との婚姻で地域の信者に夫婦としての模範を示そうと(彼なりの)正当な理由で結婚を望んでいるのでした。

 

ただし、紳士ではありますが全く中身の無いコリンズ氏に誰もが辟易し、どうやってもエリザベスは相手に尊敬の念は持てず、彼の結婚の申し込みを完膚なきまでに完璧に断ってしまいます。(ウケる)

そもそもコリンズ氏は初めは美人の長女ジェーンに興味を持ちますが、彼女はたまたまビングリー氏との交際が云々する微妙な時期でしたで、次点でエリザベスを選んだのよね。(その選択もイラつくわ)

結局、コリンズ氏はエリザベスの親友のシャーロットと結婚することになります。(拾ってもらえてよかったね)(既に行かず後家的なシャーロットにとっても棚ぼた的な良縁かも)

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右は強烈なキャスリン・デ・バーグ夫人。中央はコリンズ氏、左はエリザベスの親友、コリンズ氏の妻となったシャーロット。

 

それから、突然のビングリー氏のロンドンへの引っ越し(期間未定)でジェーンの交際話が消滅し、しかもそれがダーシー氏とビングリー氏の親戚の説得のせいだと発覚。

そのあり得ないタイミングで一途なダーシー氏からエリザベスへの求婚、という驚き。

しかも、求婚の際にも滲み出る身分の差への言及でエリザベスのプライドもズタズタ。(言葉は選ぼうよ・・・)

 

ということで、エリザベスは求婚についてはコテンパンに断ります。(その時のダーシー氏の瞳のウルウルが、見てるこっちがもうどうしましょうかモノ)

 

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失恋なんて理性で乗り越えるぞ。と頑張るダーシー氏の目の前に、たまたま旅行に来ていたエリザベスと遭遇。(ダーシー氏の理性崩壊)

 

エリザベスと話したくて絶対に必死に急いで着替えたでしょ?という健気さにまた悶絶。

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ここでエリザベスは、ダーシー氏の自分への配慮のある会話と、そして叔父夫婦への紳士的な態度に少し気持ちを寄せるのです。

 

徐々にエリザベスと仲良くなるダーシー氏。エリザベスを追う瞳が熱すぎてもう・・・。

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この恋する潤んだ瞳を観れば、想いだなんて一目瞭然。(観ていてニヤニヤが止まらない)

 

そこに、末の妹のリディアの駆け落ち話が持ち上がります。相手はあのウィカム。キリスト教社会で教会の許可(結婚)なしの駆け落ちで同棲だなんて、堕落の最たるもの、社会的に最悪パターンです。

崩れ落ちるエリザベス。偶然居合わせたダーシー氏に事情を話しますが、彼はエリザベスを慰め、すぐに辞してしまいます。

エリザベスはすぐに家族のもとに駆け付けますが、具体的に何もできません。

リディア(とウィカム)のせいで、このまま正式な結婚もせずに逃げたままとなると、ベネット家の家名に傷がつき、姉妹は誰もまともに相手にしてもらえないことが確実です。家族全員、親戚、この家と交際をする家までが不埒者の烙印を押されてしまいます。

 

その後、叔父さまのおかげで、無事に結婚式を挙げるウィカムとリディア。

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リディアだけ爆裂笑顔ですが、出席者は3人のみ。叔父夫婦、そしてダーシー氏。

 

あまり分別があるわけでもないベネット婦人は、リディアの結婚が決まると、その式の衣装のことで大騒ぎしますが、それはそれとして、ベネット家の最悪の危機は乗り越えることができました。

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若すぎて何もわかってないリディアだけど、最低男と結婚するだけの素質はあるってことなのよね・・・。(凄い堕落っぷり)

 

その後、エリザベスは偶然、この結婚は叔父様よりもダーシー氏の並々ならぬ尽力の結果だと知って、感謝することになります。

その後、ダーシー氏はビングリー氏にその想いを邪魔して悪かったと詫び、いい人ビングリー氏は長女ジェーンに求婚。(ジェーン、待っててよかったね!)

 

するとダーシー氏とエリザベスも婚約したんじゃないかといううわさが流れ、自分の娘とダーシー氏を結婚させたいキャスリン・デ・バーグ婦人が直接乗り込んできます。

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「身分違いも甚だしい!!許しませんよ!」

妨害がわかりやすすぎる。そんなキャスリン・デ・バーグ夫人をアッサリと追い返したエリザベス最強。

 

そしてダーシー氏はエリザベスに求婚(再チャレンジ)。この頃にはダーシー氏の寡黙な中の誠実さと情熱に気づき、当初の反感はすっかりなくなり、尊敬と愛情が育まれています。

そんなことは露ほども知らない父親は突然の求婚にビックリ。それでも、相手がエリザベスが尊敬できる人だと知って、安心して結婚を認めます。

 

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そして、みんなに祝福され、愛する人との結婚を果たすのです。(末娘リディアとの結婚式との差よ!)

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ダーシー氏も、よかったね!

 

 

このドラマはダーシー氏(コリン・ファース)熱い眼差し抜きでは絶対に成立しないです。

これを観た後で原作を読んでも、全員キャストがこの人たちに脳内変換されます。(特にダーシー氏)

そしてキャスリン・デ・バーグ夫人大好き(笑)

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(私が喋ってるときは黙りなさいよ)の勢い。