日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

「お父さん袋」が今は「お母さん袋」に

昔々、私が物心つく前から、私の父は「お父さん袋」という物を所有していました。

少し大きめの取っ手付きの白いビニール袋で、中には各種乾物やかりんとうなどのお菓子が入っていました。つまりは、父親のお菓子袋ですね。

 

父は晩酌を嗜む人でした。

でも、ほとんど毎日「残業」か「付き合い」(という名の仕事だと昔は思っていました)で帰るのが遅かったので、一緒に夜ご飯を食べる頻度は少なかったのですが、一緒に夜ご飯を食べると、ご飯の後で必ずこの袋を取り出し、ニコニコしながら晩酌後半戦を楽しんでいました。 

私と弟はご飯の後のお楽しみみたいな感じで、その袋から好きなものを1つだけもらえました。出てくるのは通常のお菓子ではないですけどね。

母は、どんなに品数を揃えた夜ご飯をセッティングしても、ご飯の後にはその袋を取り出す父親にムカッ腹でしたが、それは仕方ないよなぁ(^^;)

所有権は父だけにあり、こっそりその中身をつまみ食いしようものならすごい怒られました。何故か父は中身の量を把握していましたね・・・。(食い意地が張っていたんだろうか・・・)

 

ウチの子供達も昔は「おじいちゃん袋」からのお菓子を楽しみにしていました。その頃は父も袋の中に孫の好きそうなお菓子を入れてましたけどね。(自分の子供にはそんな気遣いはなかった気がする)

 

で、月日は過ぎ、私もこんなものを所有しています。

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 「お母さん袋」(=お菓子袋)※見えないところに乾物もある。

 

私はもともとお菓子を食べないのですが、40歳を過ぎたくらいから食べ始めるようになりました。食の好みが変わったんでしょうか・・・

だから、下の子はちょうど楽しい食後ライフを過ごしていますね・・・上の子はそういうのがないかも。(ちょっとだけ、すまん)

 

 

にしても、血は争えないものです。

 

ご飯の後、おやつの時、この袋を取り出して何かを選ぶのって、楽しいですよ。(それが原因で痩せないとは思うのですけど、まぁ、仕方ないですね)

私の所有権はそんなに厳しくないので、下の子は適当にここからおやつとして持っていきます。ま、それも時代の流れですね・・・(違)