日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

母のスマホデビュー

個人的に、その人がどんなに年齢を重ねたとしても、当人にその気力があれば、どんなことにでもチャレンジができると考えています。(もちろん、ある種のサポートは必要ですが)

 

今思えば亡き父も同じ考えだったのかなと思うのですが、彼は退職した後、自身のキャリアと全く別分野の資格を取得し、それを再就職に活かしていました。

しかし、父とは全く性格の異なる母は、「できないから」「お母さん、そういうの、いい(要らない)」と、そういうチャレンジには全く関心を示しません。

 

そんな母に、数年前からスマホの利点をチョイチョイ吹き込んでいました。
ある意味、長期戦ですね。(数年かけて染みこませる作戦)

すると、今回、母(70代)は自分から「スマホに変えてみようかな」と思うまでにななりました!!(嬉しい)

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そもそも、新しいことにチャレンジすのは大変なこと。それが高齢者となれば、なかなか踏ん切りがつかないものだと思います。

でも、今までとは全く違う新しいことに挑戦し、努力し、それを習得する楽しさは、得意分野の範囲内で何かすることに比べると、はるかに楽しいんじゃないかな、と思うのです。

 

先日、実家に母の様子を見に行った時、携帯屋さんからの月々の料金のお知らせの他、スマホに変えた場合の料金プランがあったらしく、それについて「どう思う?」と聞いてきました。

ようやく、ここにきて、数年かけてスマホの良さを染みこませてきた効果がでましたよ。

その時は「天気が良くなったら携帯屋さんに行って話を聞いてみる」ということで終わったので、実際にいつスマホを持つかは知りませんでした。それに、話を聞いてスマホは止めるかもしれないし。

 

すると、金曜日の仕事中に、私のメール宛てに母から「LINE」のご招待が届いたからです。

「お!!?」と驚きつつ、私の方ではすぐに母を友達に登録してLINEで返事もしたのですが、それ以降まったく音沙汰もなく、既読にもならず。
となると、「こりゃ、困ってるな」って思うじゃないですか(笑)
なので、次の日(土曜日)に教えに行こうと思っていたのですが、その日の夜に、母の家電(スマホではない)から私に電話が来まして。

・家に帰ってからスマホをやってみようとしても、開かない。
・Googleのアプリが開かない(携帯屋さんで「家に帰ったらアカウント設定をしてくれ」と言われたらしい)⇒家で自分でって、到底無理だろうよ・・・
・もう自分には無理なんじゃないか。クーリングオフで携帯を返してもらった方がいいんじゃないか

 

で、土曜日に2時間かけて基本を覚えてもらいました。
もちろん、ノートと下敷き持参ですよ。(メモしてもらうため)

それでも、自分からやってみると決めると覚えが早いのかも。

 2時間で、タップの仕方(アプリが開かないのは、長押ししていました。ボタンと違って指の腹で触るだけでいい、っていうのがわからなかったようです)、電話のかけ方・受け方、LINEアプリの開き方・文字、数字、英語の入力の仕方・メッセージの送り方・閉じ方などはなんとか頑張れるようになりました。

もちろん、全部メモしてもらいました。
母にとって、ノートに書くって、何十年ぶりなんだろう・・・(笑)

 

とりあえず、一日1回はLINEを私か下の子に送ってもらうことにして、スマホの操作に慣れてもらって、来週以降にLINEの設定を覚えたり、インターネットで検索したりすることを覚えてもらおうかなーと考えています。

 

母は積極的に使っているようで、今朝も早々にLINEが来まして、今度は絵文字も使えるようになっていました。きっと次候補に出るから使ったな?って感じ。

そもそも色々と触らないと覚えないしね。

 

本人が積極的に覚える気があるので、教える私の方も楽しみー(^^)