我が家の成人男性1名。
成人式に出席するために(友達に会うために)帰ってきました。
個人的に、成人式だからという理由で帰省を強制したくなかったので、本人に任せていました。帰るにしても、交通費はかかるし、日程の都合もあるだろうし。
それに、本人も「帰れたら帰る」と曖昧なお返事。
帰ってくると連絡が来たのは4日前。(遅いよ・・)
しかも、到着は金曜日の夜9時半頃。
私は次の日は仕事がありましたので、そんなに夜だとお迎えに行けない(普段は9時前に寝ています)・・・けど、久しぶりに会えるし、がんばって迎えに行こうと思っていたら、本人は予定よりも1本遅い新幹線になったとのことで、午後10時半着とのこと。さすがにお迎えは断念し、タクシーで帰ってきてもらうことにしました。
久しぶりに帰った時に母は家で寝ている、というのは、親としてどうなんだろう?とも思いましたが、最近仕事が忙しかったし、寝不足が全く無理なので、仕方ないよなー。
もっと早く言ってくれれば仕事の日程調整もできたのにさ。
本人は成人式に出席するために帰ってくるので、「スーツ一式は絶対に忘れないでね。靴はこっちで冬靴かショートブーツを買うからね」ということを事前に念押ししていました。
彼の顔を見たのは翌朝。(本人は寝てます)
・・・スーツケースの中を探っても、スーツが入っていない・・・クローゼットにもかかってないし・・・居間にもなかったし・・・?
まさかの!
スーツ、忘れました!!?
ムニャムニャしている上の子に「ちょっと!スーツは!?入ってないんだけど!?」と話しかけてもムニャムニャ。
「え・・忘れた・・・?コート着ていくからいいんじゃない・・・(ムニャムニャ)」
いいわけないだろう!!
もう出勤の時間が迫っていますので、たたき起こして話もできません。ムニャムニャなんだもの。
靴の他にスーツ一式(スーツ・ワイシャツ・ネクタイ・ベルト)も買ってもらうことにしました。
今後就活もあるだろうし、いいか。(気持ちの切り替えは早いです)
しかし、靴だけならともかく、スーツ一式を買う分の現金が手元にありません。仕方がないので、カードで下ろしてもらうことにしました。(暗証番号は教えたくなかったが、仕方がない)
成人式に出席するときに私服はあり得ないこと、カードの暗証番号、おろす金額、おすすめのお店を数か所、メモ紙にガーッと書いて置いておきました。
その様子を眺めている下の子に「兄に成人式に私服ってあり得ないって言って!兄ってばコート着てればわかんないんじゃないっていうけど、あり得ないから!!(以下略)」ガーッと八つ当たりして(下の子も苦笑)
実は上の子は自分が思い込んだらテコでも動かない、良く言えば一本筋が通ってる、悪く言えば融通が利かない、というところがあります。
夜にタクシーで帰ってきてもらう際も、大きなスーツケースをゴロゴロ転がさないといけないのに、薄手のコートしか装備していないくせに、「頑張って歩いて帰る」と、タクシー利用を頑なに拒否していました。お金は出すからと言ってるのに。
「お母さんは明日仕事で朝が早いけど、○○(上の子)が心配だから迎えに行くよ!タクシーに乗ってくれるなら、安心して寝て待ってる。」
「え?そんなに寒いの?勿体ないと思ったんだけど。」
「寒いよ!普通にマイナスだよ!!雪、積もってるよ!」
それで、ようやくタクシーで帰ってきてもらうことになりました。
スーツを買うお金が勿体ないから私服で出ると言われれば、どうにもならない・・・
成人式に私服で出るだなんて、バカ丸出しじゃないか・・・
っていうか、節約するつもりなら、そもそもスーツ一式を忘れてくるなよ・・・
ヒステリー気味になりながらLINEで友達に愚痴をこぼします。(そして慰めてもらう)
仕事中も気になって上の子にLINEをしてみますが、そもそも友達と遊びに行くついでにスーツと靴を買うわけで、買ったからってわざわざ連絡もよこしませんしね。母の心子知らずですよ。そんなもんです。
と、思ったら、夜7時過ぎくらいに写真が届きました。
ちょっとかっこいいな!
私の心配は無事に解消され、機嫌もすっかり直りました。
帰ってきてから早速着てもらいました。
早速ボタンがずれています(笑)
ちびっ子の時と変わらないじゃないか。
最初にお店に行ってスーツを選ぶ際に、直しがあっても当日受け取りが可能か確認してから購入したそうです。
・・・買う際にそこまでちゃんと確認できたのがすごい・・・一緒に行った友達が偉いのか・・・(「すごい」のハードルが低い)
にしても、身の薄いこと。羨ましい。(昔から胃腸が弱いので薄いんですけどね)
今朝方のことを聞いてみると、「なんか夢の中でお母さんにスーツがないって話をされて、『え!?スーツ忘れた!?』って気づいて。え?コートで出席?いや、それは覚えてない」ですって。
本気で私服で行こうと思っていなかったのがわかって、ホッとしました。そこまで非常識な子ではなかったので、ホント、よかった。
それに、素直に「ごめん」って言っていたので、許します。
まぁ、スーツは2着あっても困らないだろうし。これが娘(下の子)ならスーツではなく振袖レンタルで倍以上の金をかける(んだと思う)ので、まぁ、いいか。
就職先がスーツを着ない職場だったらこの出費は無駄なんだけど・・・むー
「なんかポーズとって!」「え?どんな?」
で、ピースサインをしてもらいました。
実際、たった数時間の式典に出席するために余計なスーツ一式を買うことになって、私のサイフはピースどころじゃないんですけどね。
本人は、懐かしい友達とたくさん会えたみたいで、当日は高校・中学の集まりにも顔を出せたみたいだし、楽しかったようです。
まぁ、いいや。もう。ホント。
(言葉にならない様々な思いが渦巻きます)
一番最後に「まだ返してないカードと、レシート、ちょうだいね」というと「ちょっと高かったかも・・・」と遠慮がちに返してくれました。
チラっと内訳を見ると、あぁ・・・このスーツ、単品で揃えたのね・・・セットじゃないのか・・・(白目)