日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

日々の幸せに感謝すること①

前回の更新から少し間が空いていました。

実際、ここのブログの主な記事は、最近気に入っているおにぎらずの写真の羅列だとか、ジョギングしたとか、職場でのんびり天気が良かっただとか、たまに本や映画の話が出る程度の、普通の日常を切り取った、日記みたいなものです。
更新から少し間が空いていたとしても、普段ならその間には上記いずれかののんびりとした何かが起こっていただけです。

でも今回は、まだ継続中なのですが、たまたまの幸運に感謝しています。そして周りの善意にも感謝しています。

 

事の起こりは、6/1(土)に、弘前市で開催された本庶佑先生の特別講演会からの帰りに起こりました。
素晴らしい講演会で、それに本庶先生の著書を購入して予習していった甲斐もあり、元々好きな分野でもあるので、講演内容は(一応)理解することができましたし、楽しかったしね。

その帰り、私が自宅につく少し前ですが、下の子からLINEで「お母さん、まだ帰らないかなー。気分転換に海を見てくるね」とありました。(私は運転中なので返事はできません。通知を見たのは停車しているとき。)

私が自宅に到着しても彼女は帰ってきません。
とはいえ、下の子は勝手にフラフラ遊び歩くような子ではありませんので、そのうち気分転換が終われば帰ってくるだろうと待っていたら、下の子のスマホから「電話」がありました。
普段はLINE(文字のやり取り)を多用しているので、電話機能を使うことは滅多にありません。

出てみると、確かに下の子からの電話でしたが、言葉が不明瞭であまり聞き取れません。すると、すぐに救急隊の所属を名乗る方と代わりました。(もうこの時点で私は軽くパニック)

自転車に乗っていた下の子が、交差点で車と接触し、緊急搬送される予定で、今はまだ搬入先は未定ですが、決まり次第折り返し連絡をするとのこと。

しばらくすると、「搬入先が決まったのでこれからその病院に向かいますが、お母さんも来てください」と連絡が入りました。

慌てて指定された病院の救急外来に駆けつけると、本当に、あまり意識がはっきりしない風の(というか普段とちょっと違う感じの)下の子が、ストレッチャーに横たわり、私を認識すると涙目で「ごめんなさい」と言うのです。

もう、下の子を見ると、一目でなにかすごい事故にあったんだな、というのが分かります。彼女が「ごめん」と言うのではなく、こっちが「生きててありがとう」と言うべき感じ。(どっちの過失が大きいとかはこの際関係なく)

彼女に対する事故後の検査を待つ間、警察関係の方や相手方(現場検証後に来てくれた)と話をする時間がありました。それによると、どうも下の子は自転車に乗り、赤信号なのに交差点に進入し、青信号で直進していた自動車と接触したようです。そして、その様子も相手方のドライブレコーダーに映像として残っているとのことでした。

普段、下の子は慎重な性格で、特に自転車の運転は苦手なので、そういう信号無視的なことはあり得ないタイプなのですが、その時に何かうっかりというか、ぼんやりというか、そういう感じだったのでしょう。
現在でも本人は「全く記憶がない」と、自分がしたことを不思議がっています。
脳に強い衝撃を受けた場合、事故前後の記憶が欠落して回復しないことはよくあることだそうです。実際、私も20年以上前に交通事故に合った時の前後の記憶は未だに回復してませんし。

ただ、当時の様子は映像できちんと記録されていますので、疑問の余地もありません。警察の担当の方からも、「とても言いにくいのですが、お嬢さんの全面的な過失は免れません」と言われました。「だよね」としか思えません。逆に、ドライブレコーダーのおかげで、感情的なモヤモヤが晴れて良かったかもしれません。(この際、一般的な過失割合は横に置いておくとして)

その時に看護師さんに呼ばれ、再び診察室に行くと、救急担当の先生がCTの画像を見ながら説明してくれました。
「今のところ、手足に麻痺は特になく、骨折もない様子です。CTでも特に異常は見られないので、このまま帰宅して、明日の朝一番に脳神経外科の先生診察を受けてください」とのこと。

個人的には、事故で頭を強く打っているようだし、1日くらいは病院で様子を見てほしいと思いましたが、先生が言うのなら、そうなんでしょう。

その時にたまたま先生が席を外し、下の子と話すことができました。
「お母さん、頭が痛い」「どんな感じ?どこが痛い?」「ここ(こぶと外傷がある部分)と、反対側のここが痛い」
先生が戻ってからそれを伝えますと、先生はCT画像をもう一度確認してくれて、その際、見落としていた(?)(と思われる)出血疑いの個所を見つけました。(ちょうど傷の反対側)

そこで、救急担当の先生が脳神経外科の担当の先生と直接電話でやり取りをしてくれまして、結果、脳神経外科の先生が来てくれて直接画像を確認し、入院が決まりました。実際、見えにくいですが出血はある感じだったようです。

 

入院が決まってから、実際に病室に入るまでは準備等がありますので少し時間がかかります。
当直の看護師さんから入院についての説明などを受け、下の子の病室が決まってベッドに横になることができたのは、事故発生から4時間くらい経った後でした。(にしても、4時間でちゃんと全部決まったのもすごいな)

病院に居れば、何かあった時に自宅にいるより速やかに対応してもらえそうです。
とりあえずは病院にいることができて、少しホッとしました。

 

続きます。

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