日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

さるのひとりごと

 

図書館で、様々な紹介をしているコーナーをふと見ると(ふと見るのが好きなんです)、絵本がありました。

私が持っている本もありましたが、これはなんだろう?と読んでみました。

  

さるのひとりごと (単行本絵本)

さるのひとりごと (単行本絵本)

 

 

ネットでこの絵本の元の民話を見つけました。

それがこちら。「猿蟹ひとりぽっち」(島根県の民話)

フジパンさんのHPに「フジパンとはぐくむ」⇒「民話の部屋」がありまして、そこに各種民話が語りと共に読んで聞けるようなっています。

すごくないですか?この取り組み。本当に素晴らしい。(近所にフジパンがあったら買いに行くのに)(調べたけどなかった)(残念)

是非読んで見てほしいな。

 

で、この「猿蟹ひとりぽっち」は何が凄いって、読み終わった後のモヤモヤ+つい様々考えてしまう奥の深さがすごい。

「さるのひとりごと」と元民話では若干お話のディテールが違うのですが、根本は同じかと。

 

これを読んだとき、思わず「おだんごぱん」を思い出しました。

 

おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ)

おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ)

 

 これはロシアの民話なのですが、様々あってから(端折り過ぎ?)、おだんごぱんがパクっと食べられてお終い。という。

かわいい歌とか拍子とか雰囲気良くごまかしてますけど、(最後喰われてお終いかよ!?救いも助けもないのかよ?)と思ったものです。

 

 

「さるのひとりごと」を読み終わった後、モヤモヤ+心の内側から湧き出てくる様々なもののために、自分一人の中にしまっておくのはもったいなくて(?)、次の休憩の時に下の子にも無理矢理読ませました。

下の子も最後に「あ゛ぁ!?」と。

 

良い本に出合えました。(たぶん後からでも買うと思う)

 

ちなみに、フジパンさんの「民話の部屋」には現在605話ありまして(今日記を書いている時点での話数)、

minwa.fujipan.co.jp

県別にもなっているし、興味がある方はちょっと覗いても楽しいかも。私は青森県の分をまずはゆっくり読もうかなー。