図書館で、様々な紹介をしているコーナーをふと見ると(ふと見るのが好きなんです)、絵本がありました。
私が持っている本もありましたが、これはなんだろう?と読んでみました。
フジパンさんのHPに「フジパンとはぐくむ」⇒「民話の部屋」がありまして、そこに各種民話が語りと共に読んで聞けるようなっています。
すごくないですか?この取り組み。本当に素晴らしい。(近所にフジパンがあったら買いに行くのに)(調べたけどなかった)(残念)
是非読んで見てほしいな。
で、この「猿蟹ひとりぽっち」は何が凄いって、読み終わった後のモヤモヤ+つい様々考えてしまう奥の深さがすごい。
「さるのひとりごと」と元民話では若干お話のディテールが違うのですが、根本は同じかと。
これを読んだとき、思わず「おだんごぱん」を思い出しました。
これはロシアの民話なのですが、様々あってから(端折り過ぎ?)、おだんごぱんがパクっと食べられてお終い。という。
かわいい歌とか拍子とか雰囲気良くごまかしてますけど、(最後喰われてお終いかよ!?救いも助けもないのかよ?)と思ったものです。
「さるのひとりごと」を読み終わった後、モヤモヤ+心の内側から湧き出てくる様々なもののために、自分一人の中にしまっておくのはもったいなくて(?)、次の休憩の時に下の子にも無理矢理読ませました。
下の子も最後に「あ゛ぁ!?」と。
良い本に出合えました。(たぶん後からでも買うと思う)
ちなみに、フジパンさんの「民話の部屋」には現在605話ありまして(今日記を書いている時点での話数)、
県別にもなっているし、興味がある方はちょっと覗いても楽しいかも。私は青森県の分をまずはゆっくり読もうかなー。