夏休み中、「最近、奥歯の奥が痛い気がするんだよねぇ」と下の子が言いました。
いや、もうそれ、絶対に親知らずだから。
さっさと歯医者さんに行って抜いちゃってよ。（私は"親知らずは抜けよ派"です）
実は、私は昔々は歯並びがとても綺麗だったのですが、大人になって親知らずが4本同時に生えた頃から歯並びが悪くなりました。
その頃には就職してすでに家を出ていたので、自分で仕事の休みを取って歯医者に行くのが物凄く面倒で。（面倒というか、とても休みづらい、というか）
しかも、親知らずの痛みって、期間限定じゃないですか？活動期だけ我慢していれば何とか凌げるというか・・・
そのうち、前歯近辺が痛くなって、（虫歯かな？）とのんびり思っていたら、前歯近辺の歯並びがどんどん悪くなってしまって。
親知らずが生える際に他の歯をグイグイ押して、前歯が傾いちゃったんですよね。
それに気づいて、急いで歯医者で親知らずを4本全部抜いてもらいましたが、もう歯並びは元に戻りません。（歯並びは矯正しなきゃ治らない）
だから、自分の子供には絶対に同じような目には合ってほしくありません。
彼・彼女が生れ落ちて以来、私の涙ぐましい努力の結果、上の子と下の子は虫歯菌に汚染されていない口腔状態を維持し、しかも歯並びは美しく保っているのに、今更親知らずごときに邪魔されたくはありませんよ。（熱弁）
それに、親知らずって、今後の歯並びだけが気になるだけじゃなく、実際にまっすぐに生えるかどうかわからないし、生えた後も顎の許容範囲とかも関係するし、中途半端に生えていると磨き残しから虫歯にもなりやすいし、盛り上がった歯茎が腫れて、かみ合わせで困ることもあるし。（すべて実体験）
上の子は歯に対してそんなに熱心じゃないのですが、下の子は自分の歯並びが綺麗だということにちょっと誇りを持ってまして（嬉しい）、だから、私の刷り込みなのですけど、親知らずで自分の美しい(笑)歯並びに何かあっては大変（それに、下の子は海外に行きたいので、歯並びにはかなり気を使っている）という気持ちで、学校が休みの平日に歯科に予約を入れて、抜歯してもらう気マンマンで行ってきました。
すると、驚きの「残念ながら、当クリニックでは抜歯できません」とのお返事。
詳しく聞いてみると、なんでも、今痛みがある（生えはじめている）歯のすぐ近くに神経があり、人によっては親知らずと絡まってる（どういうこと！？）リスクもあり得るので、普通の歯科では対応できないので、紹介状を書くので、総合病院に行って欲しいとのことだそうです。
親知らずを抜くのに総合病院（地域医療支援病院）に行くのか。
なんと。県病（紹介先は県病です）。（以下、「県病」）
しかも、予約日は9/30（月）、月末。
私、事務職なんですけど締め日ですか・・・（遠い目）
職場に休みを申請する際、「仕事が何とかできるなら全然かまわないよ？」と言ってもらいました。（そもそも仕事は（私がダメでも上司が）何とかするものだから、絶対休みますけどね）
その時に言われたのが、「ずいぶん重なるねぇ(^^;)」。
で、気になって調べてみたら、アラ、本厄！？
ま、私はこの類のものはほとんど信じていないので、自分の時もそうでしたし、子供の時も気にすることはないのですけど、さすがに笑う。ネタにできる。
これに沿ったら受験生の女子ほぼ全員が前・本・後・厄にあたってるじゃんね？理不尽だわ。
とりあえず、本日、予約日ですので行ってきました。
私と下の子は、県病で診察を受けるのは初めてです。（下の子の交通事故の際は別の病院）
私は数年前に、県病で骨髄移植コーディネーターの方との打ち合わせと検査を受けているので（残念ながら移植の候補は途中で外れました）、行ったことはあるのですが、実際に新患で行くとなると、何をすればいいのかわからず。
受付でモタモタしていたら、速攻声をかけてもらいました。ありがたい。
そして。
総合窓口で新患受付を済ませ、（1F）
歯科・歯科口腔外科で受付を済ませ、（2F）
診察の前にレントゲン撮影が必要とのことで放射線科で撮影（1F）
その後、歯科・歯科口腔外科へ戻り、診察（2F）
手術（抜歯）のためのCT撮影が必要とのことで再び放射線科で撮影（1F）
撮影後に歯科・歯科口腔外科へ戻り、診察（2F）
すべてが脱力するほど疲れる。いつ呼ばれるかわからない状態で本を読んでいてもなかなか疲れる。（やけに同じ苗字が多かった！！）
なんか、たらい回し感が半端ないです・・・
仕方ないのよ。
新患受付を済ませないと、どこの誰だかわからないし、
事前の問診をしないと普段の生活状況が分からないし、
専門の窓口で受付をしないと、実際に患者がきてるか確認できないし、
診察の前にレントゲンは撮っといた方がいいに決まってるから、受付が終わってからレントゲン撮影に案内するのが一番いいだろうし、
診察の内容次第でCTが必要かどうか判断がつかないから、必要なのがわかってからCTに案内するだろうし、
そう。仕方がない。
私は多少覚悟して（諦めて）いるので、本を持ち込んで黙って待ってましたが、下の子はもう飽きちゃって飽/ちゃって。
飽き防止のために持ち込んだ英語の教材にも飽きちゃって(^^;)
飽きてるとに疲れちゃって。
具合が悪くなってました。（なにそれー）
そんな中、放射線科で受付待ちをしているときに学校の担任の先生から「下の子さんがまだ出席してないんですが・・・」と、私の携帯に電話がありました。
いやいや、木曜日に下の子はあなたに直接遅刻する旨話してましたけど？
と、やんわりお伝えすると、「あっ。 そうですか、わかりました」と。（あの間、あれはきっと忘れてたな）
下の子の今年の担任の先生（男子）は、ちょーーーーーっと、どうなんだろう、教える科目は数学なんだけど、ロジックで考えてなさそうなイメージがあり。
下の子は担任の先生に 9/30 は遅刻する話をした際、「歯科で」「県病に」「紹介状をもらって診察に行かなくてはならず」「診察の日時の指定は自分でできないので」「平日に遅刻することになります」とお伝えしていたのに、「なんで？歯医者なんだから放課後に行けないの？」と、何も聞いてない風に返してくる人だそうです。
「県病」に、歯医者だろうがなんだろうが、好きな時間に診察に行けるわけねーじゃん！！
と、思いますよ。ホント。（下の子も思ったらしい。黙ってたけど）
と言う話を事前に聞いていたので、電話がかかってきたとき、（あ、この人忘れてたな？）と思ったので「あ、今診察してもらってましたので、すみませんけどよろしくお願いします」と言っておきました。
「どこで診察」、とまではわざと言わなかったけどね。
きっとすっかり忘れてると思うので、もし何か追加で下の子に聞いてきたら、楽しいことになりそうです(笑)
その他、レントゲンを撮る際、歯科用なので口の周りを180°撮りますけど、その際に一番最初に通ったクリニックと同じ音楽が チャララ～～♪ ラ～～♪ と流れるそうで、その音楽に乗って、器具がグーッグーッと動くのが、耐えられないほど面白かったんですって。
その耐えられない様子を正面の鏡が捉えるそうで、それをみているとまた面白くて。
「やばい。画像、振るってたらどうしよう」と心配していました。（その晴れやかな笑い、若い女性特有ですね）
おまけに、レントゲンもCTも、頭部の固定具がことごとく交通事故の後遺症の傷にギューギューするらしく、「もう、耐えられない、私ココ、超弱いのに、そんなにギューギューって！！」（可笑しくて？痛くて？）とも言ってました。
「アナタみたいに振るっちゃう人がいるから、ギューギューするんじゃない？おじいちゃんおばあちゃんは面白いことがなくても普通に振るいそうだけど。」
「あ！そうか！」（そうか？）
なんか楽しそうで、いいなー、それ。
とりあえず、手術日は11月上旬に決まりました。（えー・・また月初め・・・しんどい・・・）
その日に１本抜歯して、３週間後に反対側の歯を抜歯するそうです。
抜糸も含めて12月中には終わりそうですが・・・
えー・・
１月早々にセンター試験なんですけど・・・大丈夫かな・・・
不安しかないけど、ずれこむよりまだマシか。うん。
