日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

成人式の格差よ。

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成人式の記事が新聞に載っていました。

成人式の思い出と言えば、

私:連日仕事が立て込んでいて(高卒で就職)予定が立たなかったのですが、当日に急に時間ができたので、急遽休みを取り、一人で奈良・京都へ。(成人式には出席せず)
スマホも携帯もない時代、時刻表で旅をし、当日は京都駅の電話ボックスで電話帳から奈良の旅館を探し、片っ端から電話をして(当時女性の一人旅は敬遠された)、ようやく探し当てた旅館に宿泊。
個人的に絶対に行きたいと思っていた天河神社に参拝して、その他京都で鹿やお庭を愛でるなどし、帰青。

上の子:成人式に出席するために弾丸で帰青。そのため(やっぱりというかなんというか)、スーツ一式忘れてくる。私は仕事があるため付き添いできないので、10万を現金で渡し、「この範囲内で見繕って!!」というと、店に10万で買いたいと素直にいい、良いカモにされる。キッチリ10万で素敵スーツを誂える。えぇ、素敵なスーツでした・・・(泣)

 

私個人には着物を着たいとか晴れ着を着たいとか、チャラチャラした格好で友達とキャイキャイしたいなどという願望はないので(一度、結婚式で着ましたが、親の着せ替え人形だと思っています(罰当たりだとは思うけどね))、全くもって関心がないのですが、彼女には、素敵な晴れ着を着て友達とワーとかキャーとかしたい気持ちがあるそうです。

そういう人にとっては、やはり、成人式に着ていくお振袖のレンタルが超高いのは難しい問題です・・・。

私にとっても、子供が希望するのに叶えてあげられないのは、申し訳なさが募るわけで。

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ごめんね。
一応、成人式の写真(お振袖)は撮りますけど、それとこれとはちょっと違うしね。

成人式で、晴れ着を着て気分が上がった状態で友達とキャイキャイできないのは、全く持って、私の資金不足です。

でも、それも仕方がない。
進学のための資金を貯めるのに、精一杯なんだもんなー。

新聞にも載っていましたが、青森市では対象者の2.2割(500人超)は参加していないようです。
私が二十歳の頃は、自身が参加しないと言ったら非国民的じゃね?くらいな目で見られたものですけど、時代は変わりますね。

男子はスーツで問題ありませんが、女子はすべからく晴れ着(=お振袖)というのがネックなんじゃないかな、と思います。なにせ、そのために我が家も参加できませんから。

晴れ着を揃えられない家庭の子は、あの派手な場に地味なスーツで行って、どんな思いをするのでしょう。さすがに自分でもそんな勇気はありません。
逆にハリウッドのレッドカーペットを歩くほどの派手なスーツでも面白いかもしれないけど、そんなの買ってどうするよ(笑)

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下の子の素敵な晴れ着姿は、せめて写真の中だけに記憶する予定です。

下の子自身も、そのことについては今からとても残念に思っていますけれども、もし自分で何かしらの手段でお金を貯めたと仮定しても、それを成人式の晴れ着(数時間の栄光のため)に使うか、と言われれば、ちょっと無理だそうで。
それよりは、自分の今後の糧(留学とか、進学とか)そういうのに使いたいそうなので、やはり、あぶく銭的な(とはいえ、素敵で魅力的な晴れ着ですけど)、そういうのには使わないかもしれない、と言っていました。

 

成人式は、せめてスーツでもいい、お振袖でもいい、訪問着(私の母の時代はそういう選択肢もあり)でもいい、とか、様々な選択肢があればいいのにな、と思います。
まぁ、スーツ・晴れ着・訪問着、の中で、ピカ一で可愛いのはお振袖ですどね(^^;)
仕方ないね、誰だって、可愛い方がいいもんねぇ。

 

新聞を読んでいて、下の子の2年後を思うと、なんか、ね、モヤモヤしちゃいます。
仕方ないのだけどね。

 

どうせなら、2次会に着ていく何かしらのお洋服は、上から下まで、絶対に揃えてあげようかと思います(笑)
それなら、手元に残るしね!!