日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

春から大学生になるとのことです。

国立大学を志望していた下の子が、後期で合格いたしました。
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国立後期の志望大学での発表は土曜日でしたが、実は合格した後「本当にそこに行くか?」で数時間検討していました。

当然のことながら、国立後期に合格したのは、丸々1年間自宅浪人生として苦労してきたかいがあったということで、万々歳・本当に・本当に嬉しい出来事でした。

でもね、国立後期は狭き門。

後期試験は、いくら前期で合格した人は受験しないとはいえ、落ちた人は受験するわけで、その人数が全く分からない。倍率が分かったとしても、自分の立ち位置が全くわかりません。
下の子の浪人仲間である友達も、「もしダメなら」を想定して、去年はしなかった私立大学受験+合格を確実にしています。
下の子は既に1浪で、我が家の場合は現実的に地元の私大にも行けませんので、前期発表の後、「もし後期で国立大に行けなかった場合」をリアルに考えました。
私の今後の資金力と、本人のやる気を考えると、現実的に2浪はできません。(現実的に一人で1年間勉強するのって、本当に凄いと思う。下の子はよくやったよ。)
かといって、就職活動ってどうやるのか、実は私も良く知りません。

そんな中、せっかくだから、自分が本当にやりたいことを見つけよう、と話しました。
就職先の選択でも、専門学校でも、国立4年制大学だと様々(資金的に)苦しいかもしれないけど、そうじゃないなら私が援助できるかもしれないし、どうなの、何が本当にやってみたいの?

そんな話が出たのは国立後期の発表前でした。そして彼女が話してくれたのは、デザイン。
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実は、デザインに興味があって・・・でも就職するのに、ちょっとイメージがわかなかったし、よくわからないから言ってなかったんだけど・・・、と。

ほんと?好きな分野だとは思ってたけど、進路として選ぶほど好きだとは知らなかったよ。
それに、彼女が通っていたのは県内でも有数の(大学)進学校なので、専門学校に通う話は出ないし、そんな現実はありえない世界だったろうな・・・。
もしかして、私があなたの口を封じていたのかもしれない?(懺悔)

候補の専門学校は、授業料などの必要経費と生活費については、なんとかなりそうな感じでした。
国立後期に不合格だった場合、ここの専門学校に通うには受験のタイミング的にまた1年浪人しなければいけませんが、興味のない職場を探して苦労するよりは、何でもいいからバイトで生活資金を貯めながらなら頑張れる、と言っていました。

結果、国立後期に合格。
数日前に近所の神社にお参りした際には、「(国立の合否は)どちらでもいいので、私が進むべき道を教えてください」とお祈りしていました。

 

人が興味を持つ分野は、一方向ではなく、多方向になるのは普通のことです。
私だって、様々な分野に興味を持っていますが、それを専門的に学ぶとなると、大学なら全く違う学部になりますし。
だから、彼女の興味の方向も、真逆になるのはおかしくありませんし、むしろ普通の現象だと思います。

大学に行って学ぶこと、専門学校に行って学ぶこと、どちらも同じ専門分野(大学は実践的じゃないかもしれないけど)です。この際、学歴は関係なく、自分が何をしたいかを突き詰めるしかありません。

 

その結局、せっかく機会を貰った大学に進学することに改めて決めました。
そもそも、国立大学も、興味関係なしに合格できそうな「行けるところ」ではなく、「行きたいところ」を選んでますからね。(デザインとは分野はまるで違うけど)
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やりたいことがたくさんあることを忘れず(せっかく入学前に検討したんだからさ!)、大学生活で興味のあることを取りこぼしなく学んでくれればいいな!