日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

映画を楽しみました

この時期、連休にする必要は全く感じません。
オリンピックだからって、国民の休日を変えるほどのことか?
観たい人は有給使って休めばいい。
休日で困る職種もあるんだよ!!と声を大にして言いたい。(このコロナ禍でオリンピック凶行については、別として。)

でも休みなら休む。仕事はしたくない。
そこで、初日は映画です。

AmazonPrimeは便利ですね。
ピンポイントで観たいものが無料じゃないときはガッカリしますが、そうでなくても、知らない映画に出会えます。

連休初日は映画三昧!
あらすじの引用はすべてAmazonPrimeからです。

 酒とギャンブルに溺れる不良ジジイ、ヴィンセントは、ひょんなことからお隣に引っ越して来た小学生オリバーの放課後の面倒を見ることになる。行きつけのバーや競馬場にオリバーを連れ歩き、一見ろくでもないことを教え込んでいくヴィンセント。それでも不思議と2人の間には年の差を超えた友情が芽生え、ささやかな冒険の日々が始まった。しかしある事件をきっかけに2人の交流の日々に終止符が打たれてしまう。嫌われ者のヴィンセントの本当の優しさを証明するためにオリバーがとった意外な行動とは―

最後はちょっとありきたりな感動映画になっちゃった感もありますが、それでもやっぱり良いな。
気弱なオリヴァーに保身の技を教えるとこととか、ヴィンセントは要所要所で良いこと言うし。

ヴィンセントの気持ちはわかるけど、お金がないのに介護施設に入れたところで、払えなくなるのはわかってるのに。なんだか切なくなりました。
そして、愛する妻に(たとえ認知症で自分のことが分かっていなくても)、名前を呼んで微笑んでもらいたいよなぁ。

中盤で、オリヴァーの母親のマギー(メリッサ・マッカーシー)は、オリヴァーがクラスメイトとケンカをした件で学校に呼び出され、今まで誰にも言えずにした離婚や裁判について、涙ながらに先生方に話していましたが、終盤で、オリヴァーが当初から全部知っていたことが明らかになっています。
でもそれって、マギーがFacebookなどに赤裸々に投稿してたからなんですよね。
Facebook、みんな見れるじゃん?(公開設定はありますが)
なんかそういうところがクスッとしました。そういう人、いるよね。投稿する人にとっては、こういう投稿は、知ってる人(知ってほしい人)しか読まない前提なんだろうけど。
ナオミ・ワッツが生きるのに必死な妊婦の売春婦役で、なんというか、やっぱり可愛かった。
やっぱりオリヴァーが素直でかわいくていい子だ。

孤児のギリーは里親を転々としていたが、新しい養母トロッターさんの心の広い愛に出会って、家族の幸せを初めて知る。しかしそこに祖母が現れたことから、ギリーの運命は急展開を始めるのだが。

なんかもう、母親を想うギリ―の気持ちが・・・
必死に母親を想うけど、母親はもしかして自分をそんなに愛していないんじゃないのか・・って思う気持ちに蓋をしている感を感じます。

トロッターさん役のキャシー・ベイツが素敵です。
ギリーの弟になる(この子も養子)W.E.(ウィリアム・アーネスト)を小馬鹿にしたときに諫めた言葉、中盤で福祉事務所からギリーの里親を変更することになる際にギリーを庇った言葉、終盤で3人で暮らしたいと泣きながら戻ったギリーにかけた言葉、すべてが愛に包まれています。

ハリス先生も、お向かいの盲目のランドルフおじさんも、すごいいいなぁ。

有能な会計士として大手企業に勤務するエリック(ロブ・ブライドン)。仕事と自宅の往復で変わり映えしない日々のなか、政治家の妻ヘザー(ジェーン・ホロックス)との夫婦仲は険悪、息子にもバカにされ、張り合いのない人生を感じていた。ついには、妻から家を追い出され、ホテル暮らしをすることになる。そんなある日、日課で通う公営プールで中年男性ばかりが集まるシンクロナイズド・スイミングチームと出会う。ひょんなことからチームメンバー入りすることになったエリックは、彼らとともにイギリス代表チームとして世界選手権に出場することに!メンバーと深い友情を築きながら、厳しいトレーニングに励む日々に生きがいと活力を見出し始めたエリック。シンクロで家族の絆も取り戻すことができるのか・・・?

エリック、ボヤッとしていても仕事に支障がないなんて、めちゃめちゃ有能なんですね。節税のプロフェッショナルみたいだし、きっと高給取りなんでしょう。
でも、自分の意志ではない仕事内容は、ホントストレスだよねぇ。しかも配偶者と子供との関係の拗れとかもあれば、そりゃ無気力にもなるわ。

そんなエリックですが、チーム活動をしてからは、メチャ楽しそう。
なんか、シャルウィダンスみたい。

と思ったら、別の映画「シンク・オア・スイム」と同じ原作だそうで、そっちも観てみました。

こちらはフランス版です。(シンクロ・ダンディーズはイギリス版)
同じ実話を基にしても、こんなに違うのかと思いました。設定も違うし。でも、どちらも同じくおじさまが楽しそうに泳いでます。
どちらが好きかは好みでしょうね。

第69回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞。文部科学省特別選定作品。ダニエルが教えてくれたこと-隣の誰かを助けるだけで、人生は変えられるイギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。

日本でも、次第に広がっていく法的対象の隙間にいる人たちへの支援が、どうやっても見当違いじゃない?違うんじゃない?ナゼそれ?っていうのはある。
そして、行政側(手を差し伸べる側)の末端で、その不条理を嫌というほど目にして、体感して、どうにかしてあげたいと思っていても、末端であるがゆえに何もできないジレンマ。せめて・せめてと極々内輪で対応しても、何かあったら厳重注意、もしくは、オーバーワークで自分が潰れる(だから、全部はできない)。

だから、観ていて辛かった。

辛いけど、これはちゃんと覚えておかないと。
知っている、知識としてある、実際に体験した、けど、辛すぎる体験は目をそらした瞬間から記憶からなくなっていくからね。

選挙に行こう。

パディントン2(字幕版)

すっかりロンドンっ子となり、ブラウン家の人々と幸せに暮らすパディントンは、ルーシーおばさんの誕生日に、世界で1冊しかない飛び出す絵本をプレゼントしようとアルバイトを始める。しかしある日、絵本が盗まれ、現場に居合わせたパディントンが容疑者として逮捕されてしまう。怪しいのは、絵本に隠された秘密を知る、落ち目の俳優・ブキャナン-。刑務所に入れられてしまうパディントンだったが、ブラウン家や囚人たちの助けを借りて、無実を証明することが出来るのか!?絵本の謎解きの先に待ち受けるブキャナンとの対決の行方は-!? 

最後に見たのが、ほっこりパディントンで良かった。

前作のパディントンではミリセント・クライド役のニコール・キッドマンが、今作ではブキャナン役のヒュー・グラントが、両方とも敵役にノリノリで、観ていて凄い素敵です。

ホント、パディントン大好き。