日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

2022.05.15 深浦町探訪(千畳敷、円覚寺、青池、身入山観音堂、北金ヶ沢の銀杏)

5月の連休後、ふと、青池を観に行こうかしらと思いました。

秋の紅葉の時期に子供達や実家の母と2度ほど行ったことがありましたが、いつか新緑の時期に行ってみたいなぁと思っていました。
紅葉の時期は落ち葉が池に落ちて、地味に青色の範囲が狭いんですよね。(いえ、綺麗ですよ、当然)

青池のある青森県深浦町は、ここらへん(青丸)です。(青森市は真ん中へん)

実家の母も誘ったら、二つ返事でOKでした。

それから実家の母から連絡があり、どうせ行くなら御朱印を頂ける円覚寺にも行きたいとのことだったので、いい機会なので行くことにしました。

今回の遠出で観た場所は地図の通りです。

まずは青池を目指して西へ・南へ。
途中で千畳敷海岸でいったん休憩です。

朝が早い頃には曇りがちでした。しかも超強風!!
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帰りに寄った時には晴天。▼▼
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私は青空と岩の写真を撮りたさに車を降りましたが、母は遠慮してました。岩だしね(笑)
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そういえば、五能線から夕陽を見た時も絶景でした。お勧めです。機会があれば、是非夕陽を見てください。

母は円覚寺に行きたくて仕方がないようで、看板を見かけるたびに、過去の記憶を辿るたびに結構しゃべっているので、(こりゃ青池に行く前に寄った方が良いのか)と思い、寄ることにしました。

春光山 円覚寺
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竜灯杉
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圧倒される御神木です。
江戸時代、北前船(西廻り航路)の途中で暴風雨に見舞われた際、荷をすべて投げ捨てても助かる見込みがなく、最後に自らの髷(まげ)を切って神仏に祈願すると、円覚寺の杉の梢から一筋の光が放たれたという伝説があります。
命を助けられた船員たちは、切り落とした髷を円覚寺に奉納したとのことです。
奉納された髷は「髷額」として28点が現存しているとのことです。
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何で一人だけあっち向いてるの?
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可愛い。
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こちらでは御朱印を6種頂くことができます。その内1種は見入山観音堂のもの。(ここと別の場所)

うっかり全6種類欲しいと思いましたが(それでもいいと思うけど)、本当に心にグッと来たものだけにしました。

www.engakuji.jp

私は本堂の11面観音、竜灯杉の2枚を頂きました。(御神木大好き)
御朱印は目の前で書いてくれるので、ライブ感がちょっと感動ものでした。

母は本堂の11面観音、竜灯杉、そして見入山大悲閣の如意輪観世音菩薩の3枚を頂きました。

津軽三十三ヶ所観音霊場の第九番札所になっている見入山観音堂、いやー、私も欲しかったけど、まだお参りもしていないから遠慮したんだけどなぁ・・。

でも、せっかく貰ったので帰りに見入山にも寄ろうか、ということになりました。(それこそ、私も御朱印頂けばよかった。)(いや、順番が)(いやいや)(これもご縁かなぁ・・)

ちなみにですが、クレジットやナントカpay的なものでの支払いもできます。ビックリしました。

そして青池へ。
青池は世界遺産である白神山地にある12湖(実際には30以上あります)の内の一つです。
子供達と一緒に来た時はずっと手前に車を停めて(無料)お散歩気分で歩いたものですが、近年、母は長距離を歩くのが苦手になってきたので、青池に一番近い駐車場(有料)に停めることにしました。
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雨が近いのか、湿度が高くてしっとりした感じ。
余りにも雲が近いので、駐車場近くの売店で傘を買うか迷いましたが、まだ大丈夫かな?と思い、買いませんでした。
青池に近い「鶏頭場(けとば)の池」
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ここは普通の池なんですよね。
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ここから少し歩くと青池です。
お、青いな。
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今日はちょっと青みが弱い気がします。曇りだからかな。(感想がアッサリすぎ)
やっぱり天気がいいときにまた来たいな。

駐車場まで帰る間に、ポツポツと雨が降ってきました。
ヤバイな、急ごうか―?などと話しているうちに、次第に強くなってきました。
小走りで急ぎ、車に入ったとたん信じられないくらいの土砂降り!!

一体どんな幸運でしょうか。
青池がちょっと青みが足りない程度なら全く問題ありません。ずぶ濡れに比べたら。(風邪ひいちゃうよ)

無事に青池を見ることができ(そんなに青みが強かったわけじゃないのが残念だけど、一応新緑時期の青池だし、そこそこ満足です)、どこかでご飯を食べましょうということになりました。

食べるところを探しながら北上しているうちに、あの土砂降りが止んできました。さらに道路は濡れていないようです。
青池近辺限定での土砂降りだったようです。

見つけたお店はこちら。
www.fukauramaguro.com

深浦町はマグロの水揚げが青森県で一番ということで、地域を上げてマグロを推しています。

「深浦マグロステーキ丼」の定義

マグロは大間だけじゃない!
「青森県のマグロ=大間のマグロ」というイメージが定着していますが、水揚げ高では深浦町が青森県ナンバーワン!ということで、深浦町産の天然本マグロを三個の小どんぶり(マグロ刺身丼、マグロ片面焼きステーキ丼、マグロ両面焼きステーキ丼)で楽しむ、天然本マグロの産地ならではのマグロ尽くしどんぶり御膳です。

(大間町が超有名だけど、それってたまたまだからね)(だいたい、今別町のマグロだって津軽海峡産だし美味いよ)

母は遠出前に散々マグステ丼について言及していたのに、私はマグステ丼のメニューを渡したのに、何故か頼んだのは海鮮丼定食。
私は特にマグロにこだわりはなかったし、お魚の唐揚げって自分で揚げないので食べたかったので、特に意見もせずに同じ海鮮丼定食にしました。
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美味しかったです。(左下の「つるつるワカメ」も絶品)

でもなんでマグステ丼じゃなかったんだろう?と言う疑問を車に戻ってから聞いてみると、めちゃめちゃ焦っていました。

全く気が付かなかったんですって!

なぜ?
マグステ丼の単独メニュー表(A3判・ラミネート加工)を渡したのに!
見えるでしょう!?
見ないの!?マグロだよ!?
私は一応、2回も「海鮮丼でいいの?」って確認したよ!?

母は落ち込んでいました(笑)
私が2回も聞くから(何でだろう?)とは思ったらしい。

ま、次ね(笑)
青池での出来事が霞むくらい爆笑しました。

次は身入山観音堂です。
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行きに立ち寄った円覚寺で母が御朱印を貰った分です。
やはり、今回お参りもしないのに貰うのって躊躇いがあるというか・・・
母曰く、「前に来たことあるから」とケロッとしていましたが。(「前」って何十年も前ですが)

あれ、ここから登るみたいですよ?
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母はスニーカーで来たので、途中で登るのを断念しました。
本当は、スニーカーに関係なく、近年は膝の具合も良くないのでちょっとしんどいみたいなんですよね。本人は健康に自負があるので認めませんけど。
代わりに私が最後まで登ります。(任せてください!!)
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途中の観音様にお祈りをしつつ。
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あれ、あと少し?
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結構な道だな。
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すぐそこ。本当に?
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胎内くぐりもあるんだ?ちょっと行ってみようかな。
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ここか!
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でもどこをくぐればいいのか・・・?
とりあえず、左側の洞に入ってみました。(くぐってないけど)
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中から外を見る。
なんかしっくりする感じ。

次は観音堂です。

やっと到着だ。

叩ていてもいいようです。ガンガンしました。
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中にお邪魔すると、いい感じの空間があります。
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お祈りをしました。
ここって、なんかいい感じ。好き。
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山の中って好きだなぁ。

そういえば、ここは山の中のお堂なのに、カメムシとかの虫類がそんなにいなくてビックリ。普通ならガッサリと死骸や生きてる子がいるはずなのに。

誰ががちゃんとお掃除してるからなんだろうな。ありがたいです。

そういえば、一番最初の観音様にも「ケッパレ」(津軽弁で「がんばれ」)って書いてあったわ。
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指が邪魔で申し訳ないです。

さて、次はイチョウです。
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正面のあの木、イチョウの大木ですよ。
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国指定天然記念物の北金ヶ沢のイチョウです。
樹齢は1000年以上とされています。垂乳根の銀杏として信仰されています。
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幹がすごい。
昔は傍まで寄れたけど、今は柵が施されていて触ることができません。仕方ないですね。
昔、子供達と来た時は、上の子はあの幹の洞に隠れたりして遊んだよなぁ、なんて思い出したりして。(思い出は親の特権ですかね)
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側まで寄れませんが、柵近くに枝があるので葉に触れます。
扇型でした。(他の枝の葉はわからないけど)
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垂乳根っぽい。
出来るなら、紅葉の時期にまた来たいなぁ。黄色の洪水だもんね。

青森県にはもう一ヶ所、十和田市にも「法量のイチョウ」という、大きな銀杏の木があります。そっちは見に行ったことがないので、機会があったら行ってみたいなぁ。

towakomyu.com

帰る途中、海の近くの水田にウミネコがやってきていました。(くちばしの先端が赤かったから、ウミネコ!)
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水を引いたばかりの水田に餌ってあるんでしょうか。

珍しいものを観たもんだ。

ちょっと遠出をして、運がよかったし、笑ったし、楽しかったです。