今日はお仕事がお休みだし、八甲田山トレイルランは終了したし、ということで、観光客が少なくなっている(はず)の奥入瀬渓流のトレイルランをしようと、向かいました。
酸ヶ湯温泉を過ぎ、県内で一番高い峠って言うことだったと思う(記憶が曖昧)、「傘松峠(かさまつとうげ)」を越えていきます。
酸ヶ湯温泉付近ではまだ雪がありませんでしたが、それよりも標高が少し高い傘松峠近辺では道路わきに雪が少し溜まってました。
以前、最後の八甲田山トレイルランに行った際は、酸ヶ湯温泉の手前から既に道路わきに雪が溜まっていましたが、それはたまたま寒い日が続いた名残だっただけだったみたい。
少し進んだところにある、睡蓮沼から。
天気も良く、素晴らしい眺めでした。
でも、私の装備が秋仕様でしたので、寒い(笑)
あぁ、もう雪が深くなってるんだなぁ・・・春になったらまた登ろう!!(決意)
そして、奥入瀬渓流へ。
今回、私は今後のトレイルランの目標が決まったので、それを見据えて少し長い距離を走りたいと思っていました。
普段、八甲田山をトレイルランするときは約15km(標高差は600mくらいかな)ですが、もうちょっと頑張りたいのです。
ということで、今回は奥入瀬渓流の「焼山」というところから、「銚子大滝」までの往復で約25kmにチャレンジすることにしました。
標高差は200mくらいしかないけど、初挑戦にはちょうどいい感じじゃないですか。
さ。出発です。
この案内図の、「焼山」は右端にあります。私の目的地の「銚子大滝」は左端にある十和田湖畔の手前にあります。
わかるかしら。
主な地点とすれば、左側から焼山~石ヶ戸~雲居の滝~玉簾の滝~白糸の滝~銚子大滝(~休屋(十和田湖畔))となります。
実際に私は十和田湖畔の方までは行かないけどね。
焼山から石ヶ戸までは、渓流沿いのトレイルランというよりは、苔むした森の中のトレイルランっぽい感じです。
焼山近辺には、たまにこういう渓流沿いもありますが、
こんな大きな岩に苔がビッシリで、
こんな感じ。(苔は大好き)
どちらかというと、主にこんな森(林)の中の遊歩道をメインに走ることになります。
それでも、石ヶ戸に近づくにつれ、渓流の水音が大きくなり、実際に水辺の隣を走ることになります。
看板には「石ヶ戸」の名称の所以が書かれています。
「ヶ戸」とは、この地方の方言で小屋を意味する。つまり「石ヶ戸」とは石でできた小屋、いわゆる岩屋を意味している。
実際、大きな岩の一方がカツラの巨木によって支えられて岩小屋のように見える。
昔、鬼神のお松という美女の盗賊がここを住みかとし、旅人から金品を奪っていたという伝説がある。
ここを過ぎると、渓流沿いを走ることになります。そのため、少し道がぬかるんでいる個所も結構ありますが、その湿気は周囲の苔などにいい影響があるんでしょうね。
グニッと曲がってる枝。なぜそうなって育ったのかしら。
ここからは、もう何も言わない。写真をズラズラ貼っていきます。
雲居の滝
この滝は渓流沿いでもなかなか大きな滝なので、見所の一つだと思います。
個人的には、奥入瀬渓流ではチョロチョロ(ゴメン)でもしっかりとした名前がついている滝が多くて、思い入れがすごいな、と思っています。
横からのアップ。
ここの滝は、結構そばまで寄れるんです。
白布の滝
ここの階段、好きなんですよねー。苔むしてて。
上の木道からの眺めはこんな感じ。
木の建築物みたい。ケーキみたいに段々があって。1段ごとに妖精(小人でもよい)が住んでいそう。
ここでお昼。
渓流を眺めながら、おにぎりを食す。
本当は、こんなに時間がかかると思わなくて。侮っていましたね・・・
こんなことなら、お弁当を全部持ってきていたらよかったなー。
この木、個人的に好き。なんか、アンチ・グラビティ(反重力)って感じ。
ここの塀の苔、苔だけど紅葉してるっぽい?(赤系だよね)
白糸の滝
不老の滝
九段の滝
そして、折り返し地点に設定していた、銚子大滝です。
ここは渓流唯一の滝。その他の諸々の滝は支流からのものなんですよね。
ちょっとアップで。
ここ、今は立ち入りが制限されていますが、昔(私が小学生だった頃)はこの滝の前で記念撮影ができて、必ずクラスに1人は滝つぼに落ちるのが定番でしたね・・・(遠い目)
たぶん、青森人である程度以上の年代は同じ記憶を持っているはず。
その時より、今の方がずっと滝つぼ近辺が自然な感じがします。素晴らしいです。
銚子大滝の横の小さな滝
銚子大滝、ちょっと上から
さ、銚子大滝は折り返し地点でしたので、ここから引き返すことにします。
ここまで約14km。写真を撮りつつ基本的に登り(200mですけどね)を走りました。
かかった時間は約2時間。やはり普通のジョギングとは違いますねー。
帰るとなると、ちょっと振り返ってみたくなっちゃうね。
わかるかな、ずっと向こうの真ん中に銚子大滝が見えるのよ。
これからは渓流とともに下ります。
やっぱり、渓流と一緒に降るのと、行きのように流れに逆らって見るのではちょっとニュアンスが違いますね。
ここ、ちょっとした段差に水が流れているところ。
景観の保全のために、基本的には遊歩道しか走れませんので、こういう間近で見れるちょっとした段差のちっちゃい滝(滝、と言えるのかしら・・・)は嬉しいものです。かわいい。
ここ、行きでも見た岩と苔ですが、帰りにもう一度見たら、トチの実(?)が乗っかってて。
このトチの実、このままここから芽を出しら・・・と思うと、楽しい(^^)
枝がグルグルしてる。どういう風にしてこんな感じに育つわけ?
木のうろの中。
こういうのって、ついついの覗いちゃわない?(そして写真に撮っちゃわない?)
撮っても、いつも中には何もないんですけどね。
もうすっかり紅葉も終わりだねー。
その割にはまだ観光客(某大陸系)がいて、大きな苔むした岩の上で代わる代わるポーズをとってて楽しそうだったけど。(いいんだけど。一瞬、「苔!!」っては思った。)
そろそろ、そういう観光客もいなくなるんだろうなー。
焼山到着2時。
奥入瀬に来たら、「奥入瀬ビール」を買って帰ろう!!と思っていましたが、ちょうど着替えをするトイレに行きづらく。そしてこのままのガチ走りますよの格好だとお買い物が恥ずかしくて。
結局、何も買わずに帰りました。(しくしく)(タイミングが・・・)
また来た時に買おう。春とか。
今回、歩数からすると少なくとも28km程度は走っているはず、のトレイルラン。(パンフではもう少し短い記載だったけど、車道より遊歩道の方がクネクネしてて距離は長いはずだよ)
時間も4時間と結構かかりました。
しかも、途中で左ひざが痛くなったりして、やっぱりまだ長距離は私には負担なようです。
まぁね、普段の倍は走っているので、当然かもしれません。
でも、もう少し調整して、来春にはもう少し走れるようにしたいな、と思います。
今日は天気も良かったし、川の流れの音も素敵だったし。
少し遠いけど、また来たいなーと思いました。
体が今の時点でバキバキだから(笑)、明日が怖いー