日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

セブンス・サン 魔使いの弟子(Seventh Son)

セブンス・サン 魔使いの弟子(Seventh Son)

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セブンス・サン 魔使いの弟子 - Wikipedia

人間が魔物の恐怖に怯えていた18世紀の中世。復活した魔女マザー・マルキンを討伐するため、魔使いのマスター・グレゴリーは特殊な力を持つといわれるある一族の七番目の息子トムを弟子にし、共に世界を救う旅へと出発する。

 

あらすじだけ読むと、特に問題もなく面白そうです。

7番目であることがどんな重要なのかは知りませんけど、それも何か明らかになるんでしょうか。

 

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マスター・グレゴリー(右)とトム(左)

トムは特に理由の説明もなく、グレゴリーに金で買われました。(結構な金額だから、結構な理由があったのだとはと思うけど)

この時、トムの母親のトムへの今後のアドバイス(旅へのはなむけの言葉)が良識に富んでいるので(「いいとこの出」なのかしら。)と思ったら当たりでした。

 

さ、あんまり上品じゃないやさぐれっぼいグレゴリーとトムくんの冒険の目標は、悪の権化、マザー・マルキンを倒すこと。

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(↑)この画像だとすごいドラマチックな感じですが、

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実際はこちらです。普通に見える、というか、そんなゴージャスに見えない気がする、といか。

最初、「赤茶の女性は何事でしょう」と思ったもん。赤茶が悪いというわけじゃないけど。

 

どうせなら、『スノーホワイト』(Snow White & the Huntsman)や『スノーホワイト/氷の王国』(The Huntsman: Winter's War)のシャーリーズ・セロンみたいなババンとゴージャスな悪役なら面白かったのになぁ。

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ちなみに、私は「スノーホワイト」も「スノーホワイト/氷の王国」もシャーリーズ・セロン様以外はイマイチ評価です。

 

 

さて。

マルキンとグレゴリーは何十年も前から争う間柄。

グレゴリーの前の弟子は一人前になるまで10年の歳月を要したとのことですが、今回のトムくんにはそんな時間はありません。

トムくんは1週間でモノにしなければ間に合わないとのこと。なぜなら100年ぶりの赤の月(だっけ?)が1週間後なのでその前にマルキンを仕留めなきゃヤバイらしい。

まるで、みやぞんが短期間で様々な特殊能力をマスターする某企画のようです。

 

そもそも、男女がそこまで争うのって、何かしらの愛情の縺れとかがあるのかなのぁ?と思いましたら、ありました。

 

最初はマルキンとグレゴリーは恋仲だったんですって。

でも、クレゴリーは奥さんがいたんですって。

もうこの時点でグレゴリーはアウトじゃない?

物語の正当性もアウトだよね?

1万歩くらい譲って、まぁ、二人の間になんかの真実の愛とかなんかがあったんだとしよう。様々な心の隙間もあったんだろうさ。

でもグレゴリーは結局マルキンじゃなくて奥様を選んだらしく。で、逆上した(と思われる)マルキンに奥様を殺されてしまったらしい。

 

そりゃ、そうなるよな。っていうか、グレゴリー、お前が死ねよ。

 

グレゴリーに全く同情できない私。

それでいて、トムにグレゴリー妻の墓を見せつつ「魔女は殺さねば」的な発言。

いや、その原因はあなたが浮気したからでしょうが・・・(^^;)

墓の中の奥さんだって、あなたのことを殺したいくらいだろうに。

 

まぁ、いいや。

 

赤の月が迫る中、マルキンの勢力が強まっています。

様々な怪物もマルキンの味方。

っても、様々な怪物と人間のバトルシーンがありません。不思議なルールで、人間と戦うときは人間に変化(へんげ)するのです。

「誇りはないのか?」とグレゴリーに問われて人間形になったりとかしてましたので、武士道や騎士道的な感じ?

ちょっと違和感ありですが、そんなもんなんですかね?

 

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グレゴリーがこの大きな熊と戦うときも、熊氏は人間形になっていました。熊氏は熊のままなら勝利した・・・のでは?

ちょっとモヤモヤ。

 

トムのお相手のアリス。

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凛とした綺麗さがある子です。好き。

マルキン側の魔女が母親です。

ということで、グレゴリーの弟子のトムくんとは、ロミオ&ジュリエットばりの境遇ですね。

とはいえ、アリスはトムに惹かれますが、母親やマルキンの言いつけに従ってトムのペンダントを騙して盗ったりしています。

そんなアリスのことをグレゴリーは「だから魔女は信用ならない」っていいますけど、どの口が言う!?ですね。

ただ、アリスとトムの間に心の駆け引きはないです。騙しがそんなに手が込んでる風じゃないですね。

だって、そこまでになる前にマルキンに母親を殺されてますから。(逆に言えば立場の違いでそんなに苦悩はしていない)

 

 

あれだけなんだかんだあったマルキンとグレゴリーのラストはアッサリタイプです。

まったく盛り上がりなし。

あれ?

 

本当に、見て確認してほしいもんだ。無料で観る機会があったら、だけど。これに金額を払う必要はないですね。

 

 

この映画の良さは、まずトムの素敵さ。

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プリンス カスピアンだったのね。素敵すぎるわー。

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そして、トムの前の弟子ってのがキット・ハリントンだってこと。f:id:ToukoFujinomiya:20180121170558j:plain

 

ジョン・スノウ!!

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Game of Thrones、次が早く見たいけど・・・(あるの?あるの?)

 

 

なんで君たち、この映画に出た!?と、言いたい。きっと本人達もこんなになるとは思っていなかったと思うけど。

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このお方だってそうだと思う。

 

脚本って本当に大切ね。

こんなに中途半端になるのも珍しいんじゃない?

あんまりビックリしたので、風邪引いてて寝るつもりだったけど、思わず日記に書いちゃったよ。