日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

新品と繕いと

私は物に執着はしませんが、既に寿命が来ていると思われても、何故かなかなか捨てられないものはあります。

その筆頭は現在パジャマとして使っているトレーナー(スウェット)(御年15年ほど(記憶にない))なのですが、手袋もそう。

それはこちらです。
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穴があるものは基本的に繕うのですが(靴下とか、普通に繕います)、その繕いが1回目・2回目・3回目と重なると、穴なのか毛糸の生地と置き換わったスウェット生地なのか、そもそも元々の形状をとどめていませんし、どこまでどうすればいいのやら。
左手は小指以外の4本、右手は小指・薬指以外の3本が繕われています。
何度も繕っている部分は、指の形状が膨れています(笑)

おまけに、この手袋は下の子が小学生の頃に「お母さんのプレゼントに、お金がないから何か作りたいけど、何がいいかな?」と言われ「じゃ、物はいらないからこの手袋を繕ってよ」(母は裁縫が得意なので、孫と二人で共同作業ができるなら一石二鳥だと思ったし)と渡して繕ってもらった品だったので、余計に心がこもり過ぎてて捨てられず。

そんな下の子も、もう成人式を迎えましたよ・・・(グレーのフェルトのところを繕ってもらいました)

さすがにもう、使えない(私自身そんなに繕いが得意ではない)ので、新しいものを購入することにしました。
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けっこう安価に購入できるものですね・・・(今まで繕ってきた意味・・)
内部があったか仕様になっているので、とても良いです。

でもきっと、前の手袋より愛されることはないんだろうなぁ・・と、ちょっと寂しく思ったりして。
既に穴だらけの手袋は処分したのですが、写真を残しておいてよかったな、と思います。
毎回、指先が繕われたフェルト地に触れるたびにニッコリしてしまいました。
大切な思い出でが詰まってましたね。