前回のトレイルランから約1週間後、地元紙では八甲田山(毛無岱)の素晴らしい紅葉の写真が載り、悶絶。
せめて次の週にはトレイルランに行きたいと熱望していたのに風邪を引いてしまい、不本意にも体調不良でお仕事をお休み。(できれば、元気な時に休みたい)
そんなわけで、今日こそはお仕事を休んでトレイルランします!!(そう。またお仕事を休んだ。風邪じゃないけど。よく休む人だとグチられてそう。気にしないけど!)
いつものサイトで確認してみると、本日は「C判定」。
イマイチ登山には向かないとのお告げですが、平地は全然天気がいいので、たぶん雨は降らない気がします。ってことは、風が強いからC判定なのかも。(ワクワク)
さ。登りますよ。
酸ヶ湯温泉ではただいま各種施設の整備工事の真っ最中。
本館の近くのトイレは工事中で使用不能になっていました。逆に前回まで工事中だった少し上の駐車場にあるトイレは使用可能になっていましたので、今回はそちらの方に駐車することにしました。
大岳の天辺が雲に。
あそこ付近は暴風っぽいですね(ワクワク)
さ、スタートです。
先日までの雨(台風19号)の関係で、絶対に道がぬかるんでいるので、今回は高田大岳に寄らず、小岳で引き返し、大岳から井戸岳・赤倉岳に行こうと思います。
紅葉が見事に中腹まで降りてますね。
酸ヶ湯温泉のあたりが特に見ごたえがあります。観光客さんもしきりに写真を撮ってました。
酸ヶ湯温泉の駐車場にある仙人岱側の入り口から入り、少し行ったところの火山ガス発生場所。ここには夏になっても草木は生えないので、黒い大地に白い枯れ木が美しい場所です。
紅葉とのコントラストも綺麗だなぁ、と思って。
地獄谷を振り返ります。
向こう側、日が当たって綺麗だなぁ
反対に、向かう先は空が真っ白(笑)
仙人岱に到着。
写真中央に見える小岳には山頂にちょっと雲がかかっています。
特に大岳なんて、中腹から上が見えませんね。(ワクワク)
分岐点を右に。まずは小岳に行きます。
この写真では、山頂にうっすらと雲がかかっているだけなので、もしかするとあの雲が無くなったら、絶景が見られるかも?(いや、期待しないでおこう)
昨日(10/15)の地元紙の夕刊で、「岩木山で初雪」という記事が載っていました。
岩木山は青森県内で一番高い山(八甲田山は2番)です。
そんなわけで、八甲田山にも初雪、実は降ってるんじゃないかな?と思い、その形跡を探すのも楽しいなぁと思っていました。
こんな登山道の脇に。霜柱発見(現在10時)
側面から突き出るように横に育っています。
他に、泥水に氷も張ってましたし、小岳では無理かもしれないけど、大岳では雪の何かがあるかも?(わくわく)
そして小岳山頂。(いつものプレート)
の、他に、真新しいプレートが!!
しかもちゃんとチェーンでグルグルされてる!
新しい標識が設置されたのに古い物が撤去されてないということは、古い物(お馴染みの物)はもしかすると、一般の方の善意なのかもしれませんね。
おまけに、山頂(這い松から上)は笑うくらいの暴風!!
しかも全方位、白い!(この写真はいつもなら向こう側に大岳と井戸岳が見えている)
こんな感じで。
上の写真と同じように見えるけど、実は反対方向のもの。(いつもなら高田大岳が見える位置)
こんな感じね。
にしても、あまりの風の強さに笑ったー!
しかも、あまりの暴風に、大声で「ヤッホー!!」までしました。(どうせ聞こえないと思って!)(風が強いと何故か笑えます。楽しい!)
こんな暴風のさなかに、食事休憩。
先ほどの、真新しいプレートが石の小山に括りつけられていたので、その陰で、防風装備を強化して、おにぎりを食べました。(本来なら向こう側に見えるのは高田大岳)
特におなかも空いてなかったけど・・・まぁ、エネルギー補給ですね。単におにぎりの写真を撮りたかっただけかもしれませんが(笑)
おにぎりを食べながら、「私、強いなぁ・・・結構どこででもやっていけるかも」と思いました。(もちろん、適切な装備があれば)
分岐点まで戻り、八甲田大岳に向かいます。
向こう側はさらに真っ白だな!
小岳から分岐点まで戻る途中で防風装備を解除し、通常に戻りました。これから、大岳に登る際、ガレ場の手前でまた装着しようと思います。(ガレ場より上は吹きっ晒しだからね)
鏡沼。
霧に包まれた沼は、幻想的に美しかったです。
途中のお社でお祈りをした後、無事に大岳山頂到着です。
今日みたいな天気でも、はやり山好き(もしくは日程が変更できなかった方々)はいるもので。
でも、暴風の山頂で長居する人はいませんでした。
だよね、こんなに風が強すぎて休憩してたら体温低下でヤバいかも!
そんな中で、積雪の証拠を探します。
樹氷的なロープ氷?
おっ。小山になにやら雪的なものが!!
ここ以外にも、ちょいちょい雪の名残がありましたよ!?
樹氷(ロープ氷?岩氷?)の欠片じゃないって。これ絶対雪だって!(溶けてないやつ)
ホント、あたりは真っ白!!
見晴らしなんてあったもんじゃない!!楽しい!!(嵐とか、大好き)
とはいえ、暴風の山頂に長くいられないので、しばらく楽しんでから、毛無岱側に降りてきました。
途中でも、やっぱり雪の名残があるよ!(絶対初雪は降ったね。私が第一発見者だね)(公式じゃないけど)
降りながら、「こんなに暴風なら、井戸岳・赤倉岳も同じような景色なんだろうな(白)・・・」と思い、行くかどうかをちょっと迷いましたが、まぁ、登るために来たわけで、そもそも登山だなんて私にとっては冒険みたいなものなので、暴風でも泥濘でも、気にせずに登ることにしました。
そしてきました、分岐点。
左に行けば平穏な道(毛無岱・酸ヶ湯)、右に行けば困難な道(井戸岳・赤倉岳)、と書いてあります。
おう、前方に困難な白い(楽しそうな)道。
ここの登山道、前回までに補強されてて本当によかったと思いました。
強風に煽られて、シャレにならないくらい足元が風にさらわれるので、補強されてなかったらガチでヤバめでしたよ。
山頂付近はあまりの暴風のため、絶対にロープウェイは止まってると思っていたので井戸岳・赤倉岳では誰にも会わないと思っていました。
それでも何組かとすれ違いました。皆様、山好きだなぁ!っていうか、下界は風が弱いのかな?
井戸岳の端っこにて。
もう、この先は左右真っ白。
と、言いながら、赤倉岳(の、いつもの個人的な休憩所にて)、おにぎり休憩。
相変わらずの暴風ですが、這い松の影(?)みたいなところで比較的風が弱いところに陣取っています。
晴れてたら、こういう風に見えるハズ。
ここでも防風装備はしっかりしていたつもりですが、5分もすると汗が引いて体温が低下して実際ヤバめです。写真では素手でおにぎりをつかんでいますが、実際は写真撮影後速やかに手袋を装着して防御しています。
そんなところでおにぎりを食べるのかよ、と言われても仕方ないんですけど、私はおにぎりを食べたかったし写真も撮りたかったんだもん。
おまけに、これから先の登山道で、見晴らしのいい場所でご飯を食べる場所なんて、ないもん。(泥濘の登山道で横に避けながら、立ちながら、おにぎりは食べたくないもんね)
ま、そんなこんなで、5分程度の食事休憩をとり、速やかに移動します。
先は真っ白だわー
赤倉岳からの下り道、いつもは駆け降りるのですが、今回はこの天気。ちょっと警戒していました。
歩いてみると、案外道は乾いているところもあったので、リズムよく駆け降ります。わーい(^-^)
宮様コースへ。
きっとこの先、泥濘なんだろうな・・・と思いつつ。
実際、かなり泥濘でしたね。ここはいつもそうなんですけどね。
このコース、今回は比較的多くのグループさんを追い抜きました。
たぶん、暴風の赤倉・井戸岳山頂コースではなく、風は緩い宮様コースを選んだ方々だと思うのですが・・・下も下で、かなりの泥。
上の暴風、下の泥濘、どっちを取るかですよね。(私は防寒防風さえちゃんとできてれば、上のコースにするかも)
いつもより泥濘だったので、5分ほど時間がかかりましたが、無事に分岐点にたどり着きました。
ここくらいの標高だと、風はなく、穏やかです。(雲はずっと上にあります)
ホラ、振り返ると上は真っ白だし!
あんな白い中を歩いてただなんて、笑える(笑)
さて。定点観測。
うーん、実際に目で見てるのと違う感がありますけど・・・でも、残念ながら、紅葉の見頃は過ぎていました。
でも、実際にはもって素敵に見えてたんだけどな(撮影テクがないのが残念)
とはいえ、いつもの縦写真を撮るのを忘れました。
だって、階段で人が待ってるんだもん。
これは、私が不用意に熊鈴を鳴らしているものだから、皆様、私のために道を開けてくれるのです。ありがたいけど、実は個人的な定点では立ち止まって写真が撮りたいなー。(ゴメンゴメン)
ちなみに、こちらは前回9/26のもの。
あぁ、残念ながら、一番いいシーンが抜けてるなぁ。
ま、そんなものです。
来年は素晴らしい風景を写真に撮れるといいなぁ。
さ。ここから、毛無岱の木道をトコトコ走りつつ、眺めつつ。
なんだろうな、この美しさ。
毛無岱の紅葉はもう盛りを過ぎているので、きっとこの先、酸ヶ湯温泉までの登山道では物凄い綺麗な風景なんじゃないかな、と思っていました。
そしたら、やっぱり。
山頂のあの白さは何なんだろう?っていうくらいの色彩。
美し過ぎる。
トコトコと、足を踏み外さないように気を付けながら進みます。(最後の最後で気を緩めると危ないからね)
日差しの中での、紅葉と緑葉のコントラストが素敵です。
酸ヶ湯温泉到着です。
4時間15分。
足元が悪かったので、このタイムでも仕方ないかなぁ。
こうやってみると、酸ヶ湯温泉もなかなか風情がある建物だよね。(私は酸ヶ湯温泉に入ったことはないけど)
車は酸ヶ湯温泉のちょっと上に停めたので、そこまで軽くジョギング。
おや、大岳山頂にはやっぱり白い雲がかかってますね。
ここはこんなに素敵な天気なのに、あそこはまだ真っ白(で暴風)なんだなぁ!
なんか異世界だなー
もし、次に来れたらそれが今年度最後のトレイルランになるかも。
でも、今日が最後かもしれないしなぁ。(わからないな)
どっちにしろ、次に来るときを楽しみにします(^-^)