
言わずと知れた、超有名アニメです。
ちょうどAmazon Primeで無料で観れたので、久しぶりに(といっても、放送当時5歳なので、直接観た記憶はないのですけど)観てみました。
コナン(左)とラナ(右)
あらすじに関するナニコレは割愛したいと思います。(だってアニメを観ればわかるもんね)
それよりも、各キャラクターに対するアレコレをツラツラ書きます。
------------------------------------
【あらすじ】wikipediaより
 2008年、核兵器以上の威力を持つ「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発。五大陸は変形し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。
戦争から20年後、「のこされ島」と呼ばれる小さな島に墜落した宇宙船(ロケット小屋)で、コナン少年は「おじい」と二人で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。彼女はハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれ、隙を見て逃げ出したのだった。ラナを追って残され島にやってきた戦闘員達によって、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため島から旅立つ。
インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市である。インダストリアの指導者たちは、太陽エネルギーシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。インダストリア行政局長であるレプカは、このシステムを利用して都市の地下に眠る巨大な爆撃機ギガントを再起動し世界征服を成し遂げるつもりであった。失踪していた博士を見つけ出し従わせるために、テレパシーで彼とコミュニケートできるという孫娘のラナを拉致させたのだった。
コナンは、旅の途中で知り合った少年ジムシィや、運搬船「バラクーダ号」の船長ダイス、都市の地下にすむ住人たちと共闘し、独裁をはじめたレプカと対決して一旦は放逐することに成功する。その前後からインダストリアは地殻変動に見舞われており、ラオ博士は住民脱出のために太陽エネルギーシステムを復活させる。しかし、少数の部下たちとともにインダストリアに舞い戻ったレプカは、太陽エネルギーシステムを利用してギガントを復活させる。コナンたちは離陸したギガントに乗り込んで大暴れする。ギガントは墜落・大爆発し、レプカは運命を共にする
コナン・ラナ・ジムシィたちは、ダイスの船で「のこされ島」に移住することになる。のこされ島があるべき場所には見知らぬ巨大な島があった。コナンは、その島の高い山の頂上に、懐かしいロケット小屋を見出す。さらなる地殻の変動が「のこされ島」を変貌させていたのだった。コナンたちは新天地での生活を始める決意を新たにする。
------------------------------------
コナンの超有名特技(?)としては、超絶身体能力ですよね。
ラナを抱えたまま足の指でつかむとか。
この足の指、まるでお猿系の手みたいだね(笑)
足の指二本で飛行艇にとどまるか。
これだけ見ても凄まじいコナンの身体能力。
こっちのコナン( ザ・グレート)も身体能力はすごいけどね。
(実は個人的には3次元の方が好きです)
コナンはラナと同じくらいの12歳ですけど、自分以外の他者の意見を尊重する姿勢は現代人以上(少なくともワタシ以上)です。
コナンはラナと出会う前までおじい以外の人間と触れ合ったことはない小島在住の設定ですけど、それを踏まえると、おじいがどれほどの情熱をもって、仲間の大切な子ではあるけど、自分の子ではない子供を、当時の世界観では地上に自分達以外の人間が存在するどうかもかわからないのに、コナンをこんなにも素晴らしい人として教育していたのかと思うと、尊敬の念しかありません。(私にできるか自信ない)

しかもユーモアもあり。どうする。私は「おじい」が好みだわ。
そもそもの身体能力は常人以上、ピンチの時の判断力に優れ、何を人生の指針にするのかという事柄についてもしっかり自分の軸を持ってるし、優しさも厳しさも悲しさも備わっています。(私か、下の子の婿に欲しいくらいだ)(いや、かえって素晴らし過ぎて困るか)
たった一人仲間、庇護者であるおじいが亡くなって、気持ちがグシャグシャになって岩に全精力をぶつけて呆けてるコナン。可哀そうだった。
「大丈夫だよ」って言って守ってくれる大人は誰もいないんだものね。
たった一人ぼっちになって、強制的にどうにかするしかななくて、そういうのって、大人になるための通過儀礼みたいなものだけど、さすがにコナンくらいの子には早いよね・・・(仕方ないけど)
それでもコナンは気持ちを立て直すことがて来たんだから、すごい。物凄いことだ。根底におじいとの信頼関係がないとできないことだ。(泣きそう)
まぁ、一番凄いのかもしれないのはラナかも。
あのコナンの運命の人です。
宮崎駿監督もこのシーンでは「ちょっと・・・」と難癖をつけたくらいの少女でしたが。
コナンがこれからの人生を懸けるくらいだから一目で美少女じゃないきゃいけなかったらしいけど、このシーンは期待通りじゃなかったらしいですよ。
まぁ、監督の気持ちはちょっとわかりますけど、相手が一目見て美人さんじゃなきゃ心を動かされないものなのか?とか思っちゃっいましたけどね。(動かされないか?)(うーん、本気でわからないかもよ)
一話目の登場の時にちょっと普通っぽく映っちゃったけど、それ以降は可愛い・しっかりしてる・健気で・一生懸命で・芯が強くて・行動力もあり・頭も良い。完璧じゃない?ってくらいの少女です。
コナンとは別の方向にすごいなぁ

ラナとコナンには、お互いがお互い以外の選択肢があったかわかりませんけど。この組み合わせ以外は、それぞれが飛び抜けて凄いだけに、無理なんじゃないかな。
冒険を一緒にするジムシー。最初は意地を張り合いますが、次第に仲良くなります。
嗜好品のタバタバ。(リアル煙草ですね)
この類の嗜好品については、どうしても、監督者がいない年少者は(超年少の頃から)嗜むことが多いですね。それは個人ではなく、社会全体の悪なので、この場合は指摘する必要はないと考えます。(戦時中とかどうするよ!)
ジムシーが養豚業に適性があるのはとても嬉しかったりして。
「うまそう」って名前のブタくん。可愛い名前だ。(リアル「美味そう」だね。)
そんな名前の割には、最終回には立派な体格の「うまそう」が子豚とともに登場しているので、繁殖用にがんばってもらってるのかも。
もしかすると、食用になったのは、繁殖することができなくなってからなのかもしれない。(家畜動物の宿命)
敵役レプカ。
っていう話になると絶対に出てくるムスカ。さすが系譜。
似てる。っていうか、一応子孫設定ではある(らしい)けど、それを抜きにしても悪役は似るよね(笑)
何が似てるって、イギリス風(首が詰まってるシャツを着てても様になりそうなところとか)っていう所でしょうか。(勝手に解釈)
バラクーダ号の船長ダイス。
海上でしか生きられない男、ですねぇ。
かなりお調子者なダイス。
での、ロリコン。
ラナを口説いています。
どうしてもねぇ、年が離れすぎてるので、気持ち悪さが先に立ちます。
最初は、ラオ博士(ラナの祖父)から太陽エネルギーの秘密を聞いている(と思われる)ラナに口を割らせるためにチヤホヤしてるのかな?とも思いましたが、ガチで恋心だとわかると、ね。
ダイスは最終話で35歳設定とのことで、彼は現代社会の視点でもちょっと老け顔(笑)だから、さらに気持ち悪さ倍増なのかもしれません。
良いところはもちろんあるから船員にも慕われているわけだし、変態ではないんだろうけどね。(いや、この年の差でいいよるあたり変態だな)
ダイスが「ラナちゃん・・(ハート)」っていうのは本当に無理。
当然ですがラナは全力拒否です。当り前。
ダイスがラナに恋心を抱いている期間は、観るのが苦痛でした。「未来少年コナン」(という空前絶後のアニメ)だから最後までちゃんと見たいという気持ちで観終わりましたが。
単なる、頑張ってる可愛い女の子の力になってあげたい、というポジションなら、まだ良かったのになー
終盤、レプカが太陽エネルギーでギガントを復活させたくらいになると、活躍するし、コナンとジムシーのいい仲間になってるし、いいんだけどね。
インダストリア行政局次長 モンスリー
私、初見からモンスリーは好きでした。
愛想はないし、口の利き方も横柄だけど、まぁ、そういうのって、偉い人にありがちな普通の特徴ではあるしね。(本当は上の立場の人ほど下を気遣わないといけないけどさ)
頭の回転は速いし冷静だし、視野が広いし、立場は違ってもコナンを評価していたし。
次長ですからレプカの次に偉い人。単なる船長よりずっと偉いのでダイスはもみ手になってる。実生活で、なかなか偉い人にもみ手する人って見たことないな(笑)
そんなモンスリーですが、コナンとラナとの関わりの中で少しずつ考え方が変わってきたのでしょうか。最終回ではモンスリーもこんなに可愛い笑顔を見せるようになりました。
もちろん、ダイスのバカさ加減と一途さ(海の男の一途さ)のおかげも影響してます。

ドコの娘さんよ!?と思った。(恋する娘さん、瞳が輝いてます)
最後は丸く収まるので、良いんですけど(文字通りの最終巻タイトル、「大団円」)。
みんながみんな、ハッピーエンドで素晴らしい!
新しい島で心機一転頑張るっていうのが、観てて本当にじんわり感動でした。
素敵なアニメでした。
ロリコン部分はかなり気持ち悪いけどね。 
こんな感想、きっと数十年前なら「何かわからないけど、一部にちょっと違和感がある」程度の感想なのかな、と思うと、時代を感じます。(良い方向に変わってる)