こちらの続きです。
toukofujinomiya.hatenablog.com
下の子との仙台旅行、フェルメール鑑賞、上の子のアパート見学に、突然予定された上の子の彼女さんとの顔合わせ。
職場の歓送迎会なら酔った勢い乗り越えられますが、大切な息子の彼女さんにはそんなことはできません。(だよね)
人見知りすぎるので不安になり、さんざん友達に不安をぶちまけ、みんな苦笑い。(でも優しいので話を聞いてくれた)
何度も脳内で繰り返すことで不安に少し慣れてきて、旅行を前向きに楽しむことができるようになりました。(彼女さんと会うのって、人見知りにはハードルが高いんだよ・・・)
当日。
青森駅は晴天です。
普段の朝はコーヒーだけなのですが、乗り物に弱いのでおにぎりも食べます。
炊き込みご飯のおにぎりです。
たまたま予定していた日程が、鉄道開業150年記念 JR東日本パスの利用期間に含まれていたため、お安く行くことができました。
新幹線が何両も並んでる。
新幹線の基地ですかね。
9時には仙台駅で無事に下の子と合流。
普段と違ってずいぶんとスポーティな装いの下の子です。どうしたのか聞いてみると、「お母さんとの旅行はスポーツだから」とのこと。
「ローファーが大好きだけど、スポーツするからスニーカーにしたんだよ」
そんなに歩くかなぁ・・・(歩くかも)
今日は仙台市内をぐるぐる回ります。
るーぷる仙台は市内の観光地を効率よく巡ることができる循環バスです。
目印は「るーぷる仙台」の赤いバス停。
時刻表もあるので、各所で予定している見学時間を予め考慮することができます。
バスはめちゃめちゃ混んでました・・・(笑)
みなさま、旅行解禁ですね。(私もね)
バスはレトロな雰囲気満載で、とてもかわいかったです。
最初に見たのは瑞鳳殿。
簡単に言うと、伊達政宗公一族のお墓です。
www.zuihoden.com
バスから降りると、坂道を上ります。
擦れて見えにくいかもしれないけど「霊屋下18」(おたまやした)、すごい住所だ。
なかなかな階段です。
この先だ。
入場料を払い、事務所で御朱印をいただこうとしたら、ゆず氏がいました。
相変わらず上品な佇まいですね。
豪華絢爛。さすが桃山様式。
石畳がスケート靴なの?
あ、ホントだ。
坂道を歩いて疲れたので、バスが到着するまでソフトクリームを食べることにしました。
2種類食べたよ。
溶けやすくて困った(笑)
次は仙台城跡。
メインが工事中だなんて、かなり残念。でも、こういうのもなかなかないから、いいか。
盛大に工事中。
次に機会があったらまた来たい。(そう言いながら、20年くらい前に札幌に行った時に時計台が修理中で、あれからまだ札幌には行けてないけど)
狛犬さんの鼻に指を突っ込む下の子。
狛犬さんはフガフガしてそうな気がする。
バチが当たるぞー
護国神社をお参り。
いろんな赤べこさんがいる!(赤くない子もたくさんいる)
左手前の子はメロンパンだ!
獅子舞が踊りながらおみくじをとってくれるマシーン。
下の子は無事に中吉。
これは笹かまぼこの顔ハメ。
敷地の端っこにポツンといる感も、なんか可愛い。
(下の子はもちろん写真を撮ってもらいました)
次は、宮城県美術館へ。www.sentabi.jp
宮城県美術館で開催される「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」についてはこちら。
とうとう来ました。
フェルメールとセットになりがちなレンブラントの絵が微笑んでる。
個人的にこのニヤニヤ笑いの淑女は好きじゃないのよね・・・
入り口付近にあったパネルの写真。
距離と角度で右上のキューピットが見えたり見えなかったりします。
フェルメールのこのキューピッドについては、当初から塗りつぶされていたことは知られていましたが、彼自身ではなく第三者によって塗りつぶされていたことが明らかになったことにより、復元されることになりました。
最初にニュースになったときは、前の方がいいんじゃないかと固く思っていました。
でも、実際に見てみると、私は今の方が好きです。
前のまま(塗りつぶされた壁のまま)だと、女性が読んでいる手紙の内容を推し量ることが主体になっていますが(それはそれでいいんだけど)、右上にキューピッドが描かれた絵があることによって、女性が読む手紙の内容と意味も明らかになりました。
キューピッドの左腕が手前のカーテンを引いているかのようなだまし絵効果で、彼女が何を思い、どうするのか(歓喜のあまり手紙を胸に抱き泣き崩れるのか?万感の思いで立ち尽くすのか?)、その瞬間がキューピッドによって隠される直前を目撃した気持ちになります。(あくまでも個人的見解)
その他の楽しかっしたポイントを幾つか。
「若い女に窓から鶏を差し出す老婆」
レース編みをしているお嬢さんの部屋の窓から鶏を買わないかと差し入れる老婆。
さすがに、遠慮しない老婆でも、いきなりそれはないだろう。
「手紙を書く男」
どう見ても、仕送りを止められた学生が父親に言い訳を考えてる図にしか見えない。
(なんて書こうかなぁ)
「廃墟のそばの牧人と牛」
左側中央にいる女性。きっと牧人と逢引きしてる感じ。
え?女性はその服装でこの廃墟へ?(移動手段は?)
牧人は気軽に牛をこんなところへ?牛は基本的に言うこと聞かないよね?ヤギならともかく。
「母子像」
お母さんが赤ちゃんに離乳食をあげている風景。
これ、様々、おかしいでしょ。
赤子もお母さんの腕の筋肉も角度もさ。
ヤン・ステーンは子供を育てたことがないのかもしれない。(個人的な感想)
「ハガルの追放」
この類の絵は、「この爺と!?」という感想しかない。
(ザックリ解説します)
旧約聖書では、中央の爺(アブラハム)と建物の中にいる婆(サラ)の間には子供ができなかったので、サラ(婆)はハガル(中央の泣いている若い女奴隷)をアブラハム(爺)にあてがいます。(あてがうって・・・)
サラはイシュマエル(中央下の少年)を生みますが(この年の差で生めるの!?)、その後サラ(婆)にイサク(ドアの内側の赤子)が生まれます。(!?この時アブラハム100歳、サラ90歳だそうで・・・)
実子が生まれたのでハガルとイシュマエルが疎ましくなったサラは、アブラハムに二人を追い出させます。
というお話のシーン。
設定からして突っ込みどころ満載の旧約聖書ストーリー。
「農家の恋人たち」
どう見ても「恋人たち」には見えない。
ナイフ突き付けて笑ってるよ?
詐欺か癖かどっちかじゃないのかしら。
「羽を休める雌鶏」
ふわふわモコモコでいいね。
「歯医者」
拷問と余興
こちらに続きます。
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