日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

2020.6.25 八甲田山トレッキング

今年はcovid-19関連で、登山もどうなるもんだかと心配していましたが、青森は特に大規模なナニヤラというのはなく(とはいえ、大変なところはあったのですけど)、収まり、解除されました。

毎年、6月15日前後に登っていましたが、今年は仕事の都合で今まで行けませんでした。
そんな中、今週であれば木曜日か金曜日なら休めそうな感じということで、より天気が良さそうな本日、お休みをもらって行ってきました。
本当は月曜日~水曜日までがピカピカの晴模様だったのですが、残念ながら休めなかったんですよ・・・木曜日も最初は雨マークが付いていたくらいだから雨の中走るか!!と思っていたくらい。(行くのをやめるという選択肢は特になく)

 

ワクワク気分でおにぎりを作ります。(3つのうちの1つは下の子用)
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毎日職場に出かける時間より早く準備を済ませて出発(笑)

 

ルートはいつもの通り、酸ヶ湯温泉の仙人岱側の入り口から入り、小岳を往復して八甲田大岳、井戸岳、赤倉岳を経由し、宮様コースを歩き、毛無岱に抜け、酸ヶ湯温泉に戻ります。

今日は3時過ぎから雨の予報なので、高田大岳には行かないことにしました。
新しい山名板、見たかったんだけどね。

www.toonippo.co.jp

前々から、「あっちの方が高いじゃん」と思ってたから、納得です。

 

酸ヶ湯温泉のすぐ近くの駐車場に車を置き、少し歩いて仙人岱側の入り口に向います。

ここ、去年はずっと工事をしていましたが、歩きやすくなりましたねー
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今回から、「YAMAP」というアプリを使ってみるとにしました。
yamap.com

オフラインでもmapが使えたり、ルートも地図上に残るし、途中で撮った写真もその場所に保存できるし、標高差もわかるし、もちろん活動時間や休息時間も計測できるという優れものです。

 

さ。それでは、今季初の八甲田山に入ります!
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あぁ、感激。
準備運動的な日々のジョギング中にずっと向こうにある山を眺めて「あぁ、行きたいなぁ」って思っていた場所に足を踏み入れるんですもの。

そりゃ、結果的には毎年同じような写真が並ぶわけですが(笑)、私にとって、毎回違う山ですよ。

 

初っ端から、春がお出迎えです。
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だよね、山は春だよねぇ。(下界では春がすっ飛ばされた感がありますけど)
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登山道のいたるところに、この花の花びらが散っていました。
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かわいいなぁ。


雪解け水が豊富みたい。
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下界では冬に雪がほとんど積もらず、雪かきも数えるほどしかしなくてもよかったのですが、ちょっと心配でした。

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岩の草冠だね。
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このクニクニ具合が芸術的じゃない?
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ふわふわの綿毛に包まれた山菜
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なんか可愛い


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これ、山桜かな?(私は植物は全く知らない)
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なんかそれっぽいよね。
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ニョキっと生えてるタケノコ(姫筍)を発見。
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これ1本だけあっても仕方がないので、そのままにしておきました。

登山道周辺では、山菜取りに勤しむ方々のキンキン鳴り響く何かの音がうるさかったです。
個人的には、鳥のさえずりや風の音を聞いていたかったのに、こういう系の音って、やたらと耳障りなんですよね。
でも、弟から山菜を分けてもらったり、農協で山菜を購入する身としては、ただ、「頑張れ。気をつけろ。」としか言えませんねぇ(^^;)

結構強めの硫黄のにおいがしました。
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久しぶりだから、そう感じただけかなぁ?

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向こうに岩木山が薄く見えます。
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今日はあいにくの天気だと思っていたのに、岩木山も見えるだなんて、なんてラッキーなんだろう!

雪原です。
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この程度なら、夏靴でガシガシ登っちゃうよ

お!またお花が!
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と思ったら、そこらへん一体がお花畑。
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分岐起点です。
小岳へ向かいます。(なんか雲がかかってるっぽい?)
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案外いい道です。
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ここの木は、毎回くぐります。
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くぐろうとするとザックがつっかかってかなりしんどいのですが、何故か毎回くぐりたくなる感じ?

そして下りは右側を通ります。(どちらかというと、下りの時にくぐるのはキツイのです)
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這い松のところまで来ました。(山頂はもうちょっと!)
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あ、可愛い
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山頂に到着です。
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あはは!真っ白でしたー!

でも休憩がてら、おにぎりを食べちゃいます。(ちょっと雲が切れたね)
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おにぎりを食べながら、コーヒーを飲みながら、少しのんびりしていると、急に雲が晴れてきました。

笑っちゃうくらい、さっきの雲海は何だったの!?っていうくらい晴れてきて。
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大岳

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井戸岳

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高田大岳

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南八甲田連邦方面

普段よりちょっと長めの休憩をしててよかった。すごいいい眺めでした。

さ、次はあの大岳に向かいます。
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雪原が広がってます。
とはいえ、範囲はそんなでもないので夏靴で全然平気です。
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ちびっこ山菜発見。
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ふきのとうもあるのかー!(取らないけど)
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山頂までもうちょっと。
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こういう所にも、春はあるのですよ。
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可愛いなぁ
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鏡沼
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ここを上りきると山頂です。
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途中のお社にご挨拶を。
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今日も無事にここまで来れました。また、次も来たいです。

ということで、家族全員の健康をお祈りしました。もちろん世界平和もね!
神様がみてる風景。絶景だな!
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祠から少し行くと、とうとう山頂です。
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でも、なんか乱れてる。
ずいぶんと雪が積もったか風が強かったかしたんでしょうね。(誰がどうやって直すんだろう)
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青森市街が向こう側に見えます。(ぼんやり)
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これから向かう井戸岳
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杭の根元のお花
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風が強いのに頑張っています。

雲が高田大岳を乗り越えようとしています。
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あの雲の群れはそのうちこっち側に来るはずなので、ここも真っ白になるはずです。
期待通り、持ち込んだコーヒーを飲んでいるうちに、真っ白になっていきました。笑うくらい真っ白。

そして突然視界が開けたので、下ります。
今日の雲模様はランダムですね。
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いやー、ここもかなり乱れてます。降りるのがちょっと怖いです。
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雪原登場。
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登りの時は特に気にしないのですが、下りの時って靴が滑るのでちょっと慎重になります。とはいえ、転んでもいたくないし、気にしない。

避難小屋到着。
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写真を撮ってますが、特にここで休憩するわけではなく、分岐点を井戸岳方面に向かいます。
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やはり新しいと登りやすいなぁ
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たまに、高さが合ってないので単なるハードルみたいになってる場所があるけど。(きっと、数年後にはそこに砂利が溜まってちょうど良くなるんだろうな)

井戸岳の端っこに到着。
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なんかこれ、白いオウムが羽ばたいているところみたいだな、と。

赤倉岳に到着です。ここらへんで2回目のお昼にします。
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朝に作ったおにぎり。
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お腹がいっぱいになりすぎると体が重くなるので、いつも小さめのおにぎりを2つ準備して、2回に分けて食べています。

食べている間に、向こうに見える大岳に雲が襲ってきて、グワーッと飲み込まれていました。大岳は真っ白で見えなくなりましたが、しばらくすると雲の襲来がやみ、また姿が現れました。

なんか、今回は雲が面白いな。(でも写真に撮るとただの雲なのよね)

さ、祠に到着。ここでもご挨拶をします。
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赤倉の端っこまで行きます。右側は荒い急斜面ですが
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左側は草木がワサワサ。
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ほんと、不思議。


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赤倉岳から駆け降ります。と言いたいところだけど、今季初なので、あまり無理せず降りたいと思います。
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と思いましたが、リズミカルにトントンと降りるのは楽しいですね。

さすがにここは走れないけど。
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宮様コースの分岐点を毛無岱に向かいます。
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今日は本当に歩きやすかったです。
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雪原なんてちょっとしかないし、道が分からなくなるようなこともないし。
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こういう道では「どの木の間を通ろうかな(右側かな・左側かな)」と迷うところですが、
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この3本の木のところはグルグル回ってどの間も通るようにしています。


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毛無岱に到着です。
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丸池付近もちょっとしたお花畑ですね。
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定点観測です。
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下毛無岱にて
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今回、YAMAPのアプリのおかげで、どこにいるのか地図上で確認できたのがすごい安心感がありました。
例えばこんな根っこがグニグニしている木の場所とか
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誰かが祭ってる(?)岩がどこにあるのか
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そういうのがわかってなんかちょっと良かったかな。

酸ヶ湯温泉の駐車場が見えてきました。そろそろ到着です。
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でも、気が緩むとケガをするかもしれないので、注意しなければ。特に、足が限界だし(笑)

最後の最後まで、お花がきれいですね。
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お疲れさまでした。時事に到着です。
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アプリによると、タイムは4時間13分でした。(6/26活動時間を修正。カウント時間の積算については、アプリの仕様みたいですね)
今回は休憩は長かったね。ぼんやりと超活発な雲を眺めているだけで楽しかったもんねぇ。

今日は天気があまりよくないかも?という不安もありましたが、たまーにポツポツする程度で、全く気にしなくても良かったし。

綺麗な花をたくさん見れたし(羽虫はすごかったが)、景色も美しかったし、何より山を走れてサッパリした!

 

本当に来てよかったな!