毎年、12月の母の誕生日には、我が家にお招きして一緒に夜ご飯を食べて1泊してもらっていました。孫もいるし、一緒にご飯を食べれば、なんか親孝行っぽいでしょ、と。
でも今年は下の子も進学のために家を出たので、私一人の所にわざわざ呼ぶのもなぁ・・。そりゃ、私の母は孫のこともそうですけど、私のことが大好きなので言えば来ると思うけどね(笑)
うむむ、今年はどうしよう・・・
と、思っていたら、母の方から「今年の誕生日はどこか一泊温泉に行きたいので一緒に来て!!」とお願いされました。
最初こそ、私の宿泊分も含めてすべて母が負担する、自分が行きたいのだから全部出すという話でしたが、さすがにそれは申し訳ない。母の誕生日なのに。
けれど、私が全部出すという余裕はないので(実は2月に美術展巡りの旅に出る予定があるので予算が・・)、母の宿泊費分だけ負担してもらって、その他(私の宿泊費、交通費、追加の酒代)は私が出すという条件で行ってきました。
母の誕生日の宿泊先は、母にお任せ!
青森県民割のキャンペーン利用して、宿泊することにしました。
私はあまり温泉旅行をしたことはないのでどこが良いのかよくわかりません。そこで宿泊場所は母にお任せしたのですが、母もこちらには20年以上前に宿泊しただけとのこと。
でも、様々な口コミを読んでも、良さしか伝わらない・・!
1泊ゆっくりとするために行ってきます。
天気予報を見ると、当日の夜から荒れ模様。ワクワクします。
当日は雨模様。
チェックインは15時からなので、その頃に到着するように行くと、駐車場には既にお迎えの方が2名。カートと傘を準備しています。驚きです。
しかも、駐車した場所まできてくれて、ドアを開けるのを傍で待っていて、傘まで差し出してくれました。
こちらはそんな扱いをされ慣れていないので、妙にワタワタしてしまいます。その後、荷物をカートに乗せて運んでくれました。もう、お嬢様状態。
入り口にはこの子たちがお出迎え。
りんごたちの口に手を入れると除菌液が出ます。
「しょうどくん」と「じょきんちゃん」、それぞれ名前があって可愛いです。
子供なら喜んで手を入れてくれるかもしれません。っていうか、私は喜んで手を入れて除菌しましたよ。
そのあと、フロントでの受付の前に検温測定器があり、しっかり対策している感じです。
各階のエレベーターのところにサイズ別の浴衣が用意してあり、自分のサイズの浴衣をもっていきます。
部屋に準備されている浴衣は、女性なら「M」とかの決めがある場合がありますが、母の場合はMだと長め、私はMだと短めなので、ちょっと嬉しい。
お部屋は花館(はなやかた)の5階、りんご観音像がバッチリ見える、たぶん天気が良い日なら岩木山も見えるお部屋でした。(悪天候なので岩木山は見えませんでした。残念)
りんご大観音像。めっちゃりんご持っています。
ホテルに到着する前から、観音像は目印っぽくなっています。
りんご大観音像を建立する際の物語(ホテルの手引きみたいなのにあった)は、読むとなんか心がギュッとしました。
創設者さん、良い人だなぁ・・・
観音像の白い台座の後ろから中に入れるようになっていて、「十二支別の守り本尊・子安観音」が安置されているそうです。
写真はHPより。
天気が悪かったので行けませんでした。ちょっと残念。
冷蔵庫の中にはwelcomeりんごが2つ。
品種は「金星」とのことで、母が「あ、確かに違うね」と言ってました。
母は普通に利きりんごができます。
ビックリするかもしれませんが、津軽の人は大概りんごの品種を当てられるんですよ。でも私は「利きりんご」ができないので、普通に美味しいりんごとしか・・(^^;)
りんごは休憩がてら1ついただいたので、残りの1つは母が喜んで持ち帰りました。
床の間の生け花。
さっそく、温泉に入りに行くことにしました。西館1Fにある「苹果(ひょうか)の湯」です。
ここの温泉の一番の特徴は、なんといっても「りんご風呂」です。「苹果」は中国語で「りんご」という意味だそうです。
お風呂にりんごが入ってるんですよ!!リンゴが!
毎日、朝にりんごを入れ替えているそうです。(ちなみにこの日のリンゴは「サンふじ」と「トキ」でした。)
写真はHPより。
りんごを触ったり、嗅いだり、塊部分を散らしたりと、楽しく浸かりました。
温泉の後はリンゴから出てくるリンゴジュースを頂きたいな、と思っていたのですが。
1Fラウンジ「ぶなの森」にて、15:00~21:00までウエルカムドリンクとして活躍中。写真はHPより
母が温泉でのぼせてしまったので、水を飲んで少し休んだ後、早々に部屋に帰ることにしました。
そのためウェルカムドリンクは飲めず。リンゴの蛇口を開きたかったなぁ。
そのかわり、お部屋で持ち込んだビールを飲んだんですけどね。(>私だけ)
夜ご飯はダイニングで。
私の写真だけでは分かりにくいかもなので、HPからの写真も載っけときます。
小ぶりでしたが、今までこんなに美味しいアワビは食べたことないです。(実は蒸しアワビは初でした)
私はきっと、お刺身より蒸した方が好きなんでしょう。今までお刺身のアワビは美味しいと思ったことがなかったので、自分でもびっくり。
お刺身のほたては甘くてトロッとしてて美味しかったし。
デザートにアップルパイとリンゴのシャーベットまで頂きました。
お腹パンパンだ!
あのカウンターで飲めそうだ。(でも生ビールをお替りしたので行きませんでした)
1Fロビーのクリスマスツリー。
そうだ、もうそんな時期だねぇ。
お腹もいっぱいになったけど、部屋でさらに持ち込んだおつまみとともに追加飲み。
テレビを見ながらおしゃべりしてました。
夜になるにつれて風が強くなっていますが、まぁ、あまり気にせず。(母は気にしていましたが)
天気は荒れてますが、帰り道で吹雪になると決まったわけではないので、大丈夫でしょう。何しろ私はお天気運が良いので。
かなり飲み過ぎてしまいましたが、翌朝は二日酔いもなく起きることができました。
朝ご飯の前に、お風呂に入りにいかなくては。
こちらは、別館1Fの内湯と露天風呂がある「満天の風呂」です。写真はHPより。
ここのお風呂は一般入浴客も訪れるとのことで、宿泊の人は朝風呂がおススメされました。
露天風呂は天井が半分開けていて、きっと夜なら星空が見えるから満天の風呂なんでしょうね。雪が舞い降りてきて、熱い湯と冷たい雪がとても良かったです。
この後、もう一度西館1Fにある「苹果(ひょうか)の湯」にも入りました。
どちらも露天風呂があるのですが、1Fにあるので外の景色が見られないのは残念かも。
次は朝食。
普段は朝ご飯は食べませんが、旅行での朝食は別です。
様々なメニューがあって、何を食べようか迷う!!
りんごのメニューもたくさんあって、しかも名物という平川サガリカレーもあるし、ホタテが入ってるお粥もあるし、迷う!
結局こちら。
あまり映えないな。
でもこのなかに、リンゴのフレンチトースト、リンゴ冷製スープ、リンゴのマリネ、リンゴの黄酢和え、リンゴと枝豆のサラダがあります。
リンゴばっかり(笑)
この後で、平川サガリカレー(ドライリンゴのトッピング)とりんごゼリーも追加で食べました。
お腹一杯。
満足して部屋へ戻ります。
外を見てみると、すっかり雪景色。観音様も雪を纏っています。
案外積もらなかったな。
スニーカーできたので、この程度で済んで良かったな。(寒波を侮っています)
でも、スニーカーだと車の雪下ろしが面倒だな、靴に染みっちゃうなと思っていたら、部屋に戻る途中の車をみると、ワイパーは立ててあるし(到着の際にお迎えに来てもらって焦っていたので忘れてたのです)、雪をすっかり払ってもらってるし、さらに周りをぐるりと雪片付けしていただいてました。
なんてありがたい・・・・っ
今回の宿泊は県民割を使っているので、宿泊費の割引の他、一人2,000円分のクーポンが付きます。それとは別に、施設内でのお買い物10%割引券もついていたので、売店の開店を待って土産を買いました。
その際、事前にレジ袋は必要ない旨を伝え、割引券を使い、2人とも2,000円分以下の買い物で済んだのでクーポンで払いました。
すると、「この値段であれば、レジ袋もお付けすることができますよ?」とわざわざレジを打ち直してくれました。
母は大きめのお菓子を買っていたので、手持ちの袋には入らず、手で持っていました。本人は特に気にしていませんでしたが、やはり全部入る袋があると便利です。
わざわざ打ち直すのって面倒だったと思いますが、ありがたかったです。
結局、母はお土産がバックに入らず、頂いた(買ったわけだけど)袋に入れたまま帰ることになりましたので、そういう意味でも助かりました。
エンジンスターターで車を温めて(我が家の車のスターターは15分)、道は除雪されていたので荷物を積むまで全く苦労せず。
車の雪は予め下ろしてもらっていましたが、フロントガラスに少し雪が溜まり氷になっているところがあったのでそれを落としていると、近くの方がスノーブラシを手に駆けつけてくれ、一緒にというか、ほとんど作業してくれました。
出発すると、駐車場内を除雪作業中の作業をされてる方々が一斉にお辞儀をしてくれました。
なんてありがたい・・・っ
ゆっくりしようと思ったらまた来ます。
今度来た時は観音様の中も見なきゃな。