日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

雪の時期の距離感とは。

近年の温暖化現象の最恐の現象と言われた(※私が勝手に言ってる)今年の冬。

青森市では1月の積雪が0cmという、驚異的な(私史上、生まれて初めて)の現象が続く中、2月もこのまま突っ走るのかと思いきや、ここ1週間は「温暖化と言っても降るときは降るのか。だよね。やっぱりね。」という地元民の声が聞こえてくるような冬型の気圧配置です。
f:id:ToukoFujinomiya:20200211164204j:plain
でも今週からはまた異常な高温(8~10℃前後)になるらしい。信じられない。本当に信じられない。大丈夫じゃないよね、地球。 

これからは暖かくなりそうですが、今は雪が普通に積もっていますので(私の家の前限定情報)、今回は雪国の除雪(雪かき)の際の暗黙のルール、というか心得ておいた方がお互いに気持ちが楽になる決まり事、というか、そこらへんのご紹介です。

 

以前、雪国(青森市でいうと私の個人的な感想でいえば)の雪かきの際の三種の神器について記事にしました。toukofujinomiya.hatenablog.com

最低限必要なスコップ類について触れました。
これは今でも変わっていません。(一度買うと特に壊れないし)

 

これらの器具類を使って雪かきをする際、「どういう頻度で」「どういう個所を」「どの程度」片付ければいいのか、を考えてみます。

 

ここで注意するのは、絶対に「無理はしない」ということです。
自分のできる範囲でがんばるのが基本です。
ご近所の目が、とかそういうのは気にしない。関係ないです。
※人の目は気にしなくてもいいですが、最低限、自分は頑張らないとダメですよ

 

「どういう頻度で」頑張るか。

それは自分次第です。(キリッ)

ご近所によっては、どんなに降っても(例え3cmでも)気になる人は気になる。たとえ20cmでも、気にならない人は気にならない(笑)

これは田舎に行くほど、もしくは、高齢になるにしたがって強くなる現象です。

私の母も、「たとえ少しだとしても、積雪を放置しておくと「だらしない人」というご近所からのレッテルが怖い」という類のことを言っています。

でも、街に住むとそれほどそんな視線はそんなでもありません。

私は時間があればこまめに片付ける方(とはいえ、若い頃は何もしなかった。玄関がやぶこぎになっても知らんぷりでしたね。)ですが、除雪の時間が取れなければ無理だしね。そこは仕方がない。

実際、私の家の向かいのご家庭は、ビックリするほど雪かきをしません(笑)
たとえ除雪車が20cm程度の寄せ雪をしたとしても、気にせずにいます。朝、車は寄せ雪を乗り越えて仕事に出かけます。(強いな)

向かいのご家庭の除雪のしなさっぷりについては、逆にこっちが「(車の腹、)大丈夫?」と気になるくらいですが、きっと(たぶん)いいんです。
本人が気にしなけばいいのです。

どんな積雪だろうと、どうせ春には溶けるのです。

そんなわけで、頻度は自由です。
朝に片付けるか。夕方に片付けるか。気になったら片付けるか。好きにして大丈夫。

 

ちなみに、夜間~早朝に除雪車が道路を除雪した際に自宅の間口に残されるこんもりとしたかなり固い雪は、できるのなら、早めに片付けることをお勧めします。

早朝、ガーガーゴーゴーと作業され、その間はあまり眠れず、早朝確認してみると間口にガガガガッと残される固い雪塊。気持ちが萎るのはすごいわかりますけどね。ま、そこらへんはご自由に。自分で片付けるのは無理でも、筋肉がある旦那さまに頼るのも手です。

 

ちなみに、青森市では「ひざ下程度」の寄せ雪(業者の除雪作業の際に自宅の間口付近に残される、固い氷の塊。メチャメチャ重くて片付けるのはなかなか大変)は自力で片付けることを奨励しています。

くるぶし程度ならいざ知らず、ひざ下程度の寄せ雪っていうのはなかなか重労働です。まじで。
でも、除雪車はデカいし、操作員さんに敷地ギリギリまで操作するテクがなければ、仕方ないかもしれません・・・家を壊されたらイヤだしね・・・

余談ですが、我が家付近の地区を担当している人は(個人的に誰だか知りませんけど)、本当に作業が上手で。寄せ雪が本当に少ない。感謝です。

   

「どういう個所を」片付けるか。

これについては様々あると思います。

アパートだと、建物の入り口付近は片付ける必要は特にありませんので、自分の駐車場の範囲ぐらいしか片付けなくてもいい、というのは気が楽です。
とはいえ、毎日車の雪落としをするのも地味に面倒だし、落とした雪を片付けるだけなんだけど、逆にそれしかないからかえって面倒、という気持ちもわからなくはないですけど。

(アパートの敷地の除雪具合がひどい場合は大家さんに苦情を申し立てるとか、やり方はありますしね)

 

戸建て民であれば、余力があれば自宅の間口の(敷地範囲に隣接する)道路の自宅側の道路半分を除雪できれば「超」優良。
何故なら、市町村の除雪業務はそんなに頻繁に行われない(請け負っている業者さんは他にもたくさん業務範囲を受け持っているので、なかなか順番が来ない)ので、最初からあてにせず自分で片付けられるのならやった方が気持ちがラク(車の出し入れもラク)。

 

でも、基本的に道路は公道、市町村あるいは県・国の道路ですので、そっちに責任を負ってもらってもいいものだと思っています。(※私道ならがんばろう)

 

「どの程度」片付けるか。

この「程度」については、度合い・というよりも、除雪の範囲だと考えてもらえれば。

個人的に、私はお隣との境目については、自分の敷地(間口)より広く片付けています。

これ、今回の記事の中ですごい書きたかったことなんですけど。
本当に大事だと思っています。

どれだけ広く、っていうのは特に気にしていませんが、50cmか80cmか、スコップ1 幅分、ダンプ1かき分。そのくらいですかね。自分の敷地のギリギリよりも、必ず広く片付けます。

自分が同じことをされたら、されたことは大したことではないのですが、「あら、ありがたい」と思います。
そして、自分が片付ける際に、ちょっとのことなので面倒臭がらずに、されたことと同じように、ちょこっと向こうの敷地の方まで片付けます。お互い様の精神ですね。

 

雪国で雪のご近所トラブルって物凄い多いです。そんなとき、日々の除雪の中で、お隣までを雪かきするのって、ちょっとした心遣いなんです。
トラブルを防ぐのって、そういう「ちょっとしたこと」だったりします。(と、思う)

 

自分の敷地の50cm向こうまでを雪かきをするだなんて、本当にちょっとしたこと。

もしできるのなら毎回、それがしんどいならせめて自分の余力のある時に、ちょっした心遣いをすることが、ご近所となんとなくうまくいくコツかな、と私は思っています。(それと毎回の挨拶ね)

 

そんな感じです。