青森県立美術館の「阿部合成展」に行ってきました。
下の子も見に行きたいと言っていたので、共通テストが終わり私の仕事の都合が合う本日となりました。
開催期間が1月31日までなので、ギリギリ行けて良かったな。
最大の回顧展というだけあって、本当にたくさんの作品がありました。(すべて写真OK※フラッシュはNG)
作品、時代背景についての解説が、各パートごとの入り口に少ししかないのが、なんか・・・惜しい気がします。
中心(最後)に据えられた「見送る人々」とその部屋の絵画などの意味を勉強してから行った方が良いのかもしれないけど・・・。
そこまでの知識もないし、すべて詳しく解説しているサイトはないだろうし、これだけたくさんあるのだから、自分が好きな作品を探すのもいいかも。
にゃんこ数点。
「猫」
他のにゃんこ作品はガラスに照明が反射してうまく映りませんでした。残念。
「花」
こんなにボコボコしています。
「あざみ」
「あざみ」
アザミも数点ありました。全然違うアザミ。
「菜の花」
湯がいたら食べれるんじゃないか、というくらい瑞々しい。
「火の神、水の神」
躍動感がすごいなぁ
「野火」
濛々としてる。
夜の藁焼きの煙みたいだ。(※藁焼きは禁止です)
「猫と柳」
「烏一羽」
烏がかなり好きだったようです。他にも烏作品多数。烏は可愛いけど、そんなに好きだったのか。
何枚にもわたる襖に烏を書いている作品もありました。見事です。
でも、個人的にはそんな数多くの襖に烏は・・書かれたくない気がする・・もっと違う花とか川とかがいいのだけど。烏が好きな人向け。
「空中ブランコ」
サーカスやピエロなどの作品もたくさん!そんなにサーカス好きだったのか!
同じモチーフのものが何点もあったりして、よっぽど好きなんだなぁ。
「闘牛」
闘牛や牛など、牛系もたくさん。
「インデオたちの祈り」
悲しそう。差し込まれてる光に導かれて救われるといいな。
「燻製」
燻製系も何点か。そんなに好きか、燻製。美味しいしね。
「樹立」
おや、私が映り込んでしまっています。残念。室内のライトが結構眩しくて、普通に見ていてもガラスにライトが反射して、なんか残念だなと思う所が多々あり。
京都絵画専門学校卒業後、野辺地中学校での代用教員時代のデッサン等
「見送る人々」1938年
手、デカイですよね。
意思の強さが感じられるあの手で鷲掴みにされたらいやだな怖いなと思います。この絵、迫力があるから少し怖いんですが、手がデカいからかな・・あとは目が黒いからかなぁ・・
これよりも前に見た作品(作品としては「見送る人々」より後)の方が、様々心が動くのですが。やっぱり有名なものを最後にドンと持ってきたいのかな。
写真を撮りながら回ったら、1時間半ほどかかりました。
最初は写真を撮ってもいいとは知らなくて(最初に渡されたパンフに書いていたのにちゃんと読んでない)、途中で気づいて写真を撮るため最初から見直しました。
一通り見て回ったので、アレコホールにて一休み。
イスが点々としています。
マルク・シャガール(1887-1985)のバレエ「アレコ」の背景画が展示されているホールです。
第一幕「月光のアレコとゼンフィラ」
第二幕「カーニヴァル」
こちらがフィラデルフィア美術館より借用中の第三幕「ある夏の午後の麦畑」
ここの部分が好き。
所蔵しているフィラデルフィア美術館の改装の機会に、4年間の借用(今年の3月末まで)をしているのですが、地元紙によると、2年間の借用期間の延長を申し入れているそうです。来月にも回答があるとのこと。どうなるのかなぁ。
第四幕「サンクトペテルブルクの幻想」
中央の白馬と輝く燭台部分が好き。
個人的に、有名どころの「見送る人々」よりも後の作品の方が断然好きなので、最初こそ構成が気にくわなかった(最初に晩年の作品の羅列から始まる)のですが(文句言ってすみませんね)、こんなにたくさんの作品が一度に見れるだなんて滅多にない機会だし、同じ題材で何点も観れたし、かなり楽しかったです。
最後は久しぶりにシャガールも見れたしね。
今週末までの開催ですが、興味があったら、行ってみてくださいね。
ちなみに、缶バッチが1コもらえます。
せっかく貰ったので、しばらく私のブリューゲルお買い物バックに付いている予定です。