先日、アルフォンス・ミュシャ展に行ってきました。
青森でこの手の展示があるだなんて、なかなかないことです。
サブタイトルが「アール・ヌーヴォーの華、スラヴの魂」のワリには、スラヴ時代の物はほぼないのが残念ですが、やっぱり好きなので行ってみることにしました。
前売りチケットは2ヶ月以上前から購入済みでしたが、実際に行ったのは不本意ながら最終日前日。
もっと早く行きたかったのですが、なにせ様々不都合があり・・
それでも、ちゃんと行けたので本当に嬉しい。
こちらの会場に行くのは実は初めて。
ここに限らないのですが、私、あまり青森で動き回らないので地理的にほとんど知りません。いい機会です。
最終日2日前ですが、人はあまり・・・と、思ったら、会場には集まっていました。ちょっとホッとしました。
撮影自由(フラッシュ厳禁)ですが、撮ろうとしても光が反射して、あまり好きな写真は撮れない感じ。ちょっと残念。
今回の展示では、装飾資料集、装飾人物集の展示が多くて、ちょっとワクワクしました。
当時の学生ポジションで、勉強をしたいなら、この資料集は絶対に鼻水が出るほどの資料ですよ、きっと。(想像)
「ル・ゴロワ」サラ・ベルナール特集号(1894.11発刊)
この記事によると、1984年のクリスマス以前に既にジズモンダのデザイン構想を持っていたことが伺われるそう。
ってことは、あの「印刷所でサラとミュシャが偶然居合わせて‥(云々)」の伝説が覆ってしまうわけです。
まぁ、ありがち。
その記事。(英語じゃないから読めない)
有名ポスターの縮小版アラカルト。
当時、超絶人気のミュシャですから、こういう小物が売れに売れていたようです。だよねー。私も欲しいもん。
らしからぬおっさんメインのポスター。
かわいい小鳥モチーフ
何気に釣り目。(可愛い)
木版画への印刷。
印刷なので、つなぎ目はこんな感じ。
一点物じゃない、というのが、なんというか、商用の美術っていのうを感じます。
4連作「四つの花」
カーネーション・ユリ・バラ・アイリスをモチーフにした絵の縮小バージョン。(実寸大のは別に展示がありました)
ユリの香りにむせてそうな女性。(鼻ムズムズ)
ユリは香りが強いから、実際にこんな感じなら絶対くしゃみしてそうじゃない?(くしゃみしかけてあの表情だったりして?)(まさか!)
ちょっと気に入ってます。(ポストカードも買っちゃったくらい)
Lanskの香水「Rodo」のための商用ポスター。
その香水瓶とラベル
これでピュッとするのか!
その他、ポストカードや切手についても展示がたくさんありました。
お疲れさまでした。
2時間くらい経ったし、ちょうどお昼時なのでお腹が空いたー。
窓に4姉妹姉さんが勢ぞろいだ(四つの花)
めちゃめちゃお腹が空いたので、駅前のドトールで休憩。
パンの配置が縦だなんて、ちょっと斬新だな・・・
以前、VISAで500円分のドトールギフトカードが当たったので、使ってみました。
ここ数年、こういうお店には立ち入ったことがないので、緊張します・・・(でも、お店の中はおじぃちゃん・おばぁちゃんばっかりだったので、緊張しなくて良かったかも?(特別老人が多かったのかな・・?)
さて、図録他、買った物はこちら。
気に入ったポストカードは良く買うのですが、今回ばっかりは自分へのご褒美として、しおりを購入(1,300円)しました。
高い・・・でも気に入ってます。
この図録、27年前のアルフォンス・ミュシャ展と表紙が同じモチーフだったわー。(同じだから買わない、という選択肢はないのだけど)
中身は少し違っていたから良かったけど。
左:今回購入した図録 右:27年前の「アルフォンス・ミュシャ「生涯と芸術」展」の図録(私の中で一番素敵だった展示)
今回は装飾資料集と装飾人物集や、ポストカードなどの当時実際に流通していた品が豊富に展示されていたので、当時の生活との関わりが実感できました。
装飾資料集と装飾人物集については、レプリカでもあったら買っちゃってたかもしれないけど、なくて良かった(笑)
ミュシャ展は今日が最終日ですけど、今後も同規模の展示があったら行ってみたいなぁ