日々のつれづれ

大切なこともそうじゃないことも、ゴッチャマゼ

関連、といえば

私は昔からあまり自分から積極的に新しい世界を開拓するようなタイプではないので、友達から強制的に勧められたナニカ(本など)、子供達から無理矢理勧められたナニカ(音楽やアニメなど)、偶然読んでいた本の中に載っていたナニカ(別の本など)など、何かしらと関連したものにちょっとした興味を持つことがあります。

というか、今ではそういう経路でしか新しいものに触れ合う機会がないというか・・・。

自分が取り上げた記事としてはこちらの「イルマーレ」と「説得」。

toukofujinomiya.hatenablog.com

オースティンの本といえば、高慢と偏見を読んだことがあるのですが、これをきっかけに、全部揃えて読んでみました。
ちくま文庫のものです。

高慢と偏見はちくま文庫(訳:中野 康司)の物を初めに買いました。

それから岩波文庫(訳:富田 彬)と中公文庫(訳:大島一彦)のものを追加で読みました。
 
同じ原作でも、訳が違うとやっぱりちょっと違いますね。同じシーンでも、好みがあると思います。
誰の訳が良い?と言われると困る。
だって、どれも好きだから、高慢と偏見を読むときは3種類読んでます。

 

上の子から勧められたのがコチラのアニメ。
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https://www.netflix.com/jp/title/80182123

NETFLIXだけの公開とのことで、最初は観るのが億劫でしたが、1ヶ月無料期間内に観ました。(今はキャンセルしています)

あらすじ
4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。

退院したヴァイオレットは、ホッジンズの下で、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットにはかつて戦場で誰よりも大切な人・ギルベルト少佐がいた。最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかったヴァイオレットは、仕事と日常を通じて人と触れ合いながら、その言葉の意味を探していく。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン - Wikipedia

アニメを見る前にあらすじを読むにあたり、(こういうイカニモ的なストーリってどうなんだろう。薄っぺらいんじゃないか。)など、最初はかなりマユツバ的な思いがありました。(私は心根が良くないです)

観終わってからも、やはり個人的には、「愛を知らずにモノ扱いされて育った人間」は、たった数年優しくしてもらっただけでは、少佐が言った最後の言葉の本当の意味を求める、識りたいと思う、という、ヴァイオレットのような子には育たないと思います。原作を読んでないから、アニメでは触れてなかった詳しい設定とかあるのかもしないし、一概には言えませんけどね。
それを抜きにしたら、ストーリーはグッとくるものがあります。(特に第5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」、第10話「愛する人は ずっと見守っている」)

しかし、ギルベルト少佐は、あの時点で愛してるって、本当ですかね?憐憫ではなく?愛?ヴァイオレットの顔?そこが全く分かりません。

様々な感想を持ちましたが、これをお母さんにお勧めしてくるだなんて、優しい息子さんだねぇ・・・

 

下の子がお勧め(一種の布教)したのが、seventeen です。
youtu.be
HITをリンクしましたが、この曲に限らず、どの曲もダンスも歌も振り付けもすごい。
ダンスはまるでミュージカルを見ているようです。

ダンスが凄いのがわかるかな。私は結構何度も繰り返し見てしまいます
youtu.be下の子は布教活動中に、私の出勤前のコーヒータイム(新聞を読みつつコーヒーを飲む時間)に、seventeenの動画を「一緒に観よう!!」と強制されていました。

さすがに、GOING SEVENTEEN(YouTubeの自主制作コンテンツ)を見るのは、まだ13人の顔がよくわかっていないのに(今だってよくわかってはいないけど)、顔を識別しつつ字幕の文字を追うのは朝から一苦労なので、そこはパスしました。
seventeenのダンスは凄いので、MVやカラットさん達が編集した動画などを観ている分には全く苦ではないので、(請われれば)一緒に観ていました。

下の子は県外に出ましたが、私はたまにseventeenの動画を「素晴らしいダンスだ・・・」(眼福)と眺めています。
良いものを勧めてもらったな。

 

Amazon Prime で「見放題が終了間近の映画」欄にあったので、観てみました(今は有料です)
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『愛を読むひと』(The Reader)

<ストーリー>

1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは、年上のハンナと激しい恋におちる。ある日、ハンナは彼に本の朗読を頼み、子供のようにその物語に聞き入った。以来、二人の間では“朗読"は繰り返され、愛はより深まっていったのだが、突然彼女は姿を消してしまう……。8年後、法学生となったマイケルが傍聴した裁判で見たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女はある“秘密"を守るために不当な証言を受け入れ、無期懲役を言い渡される。唯一その秘密を知るマイケルは彼女を救えるはずだった。しかし――。
Amazonより

この中で、彼はハンナのために『オデュッセイア』『犬を連れた奥さん』『ハックルベリー・フィンの冒険』『タンタンの冒険旅行』といった作品を朗読するのですが、この中の「犬を連れた奥さん」(チェーホフの短編小説)は読んだことがありませんでした。というか、チェーホフは全く読んでいません。
こういう時に読んでいる話に何かしらの示唆があったりすることがあるじゃないですか。とはいえ、ストーリーをネット検索しても、それは本当に知ったことにはならないので、実際に読んでみることにしました。

読んでみて分かったのは、内容がなにか示唆するという感じではなく、映画の中でマイケルはハンナに様々な種類の本を読んだという事です。たった4冊の例示ですが、長編・短編・冒険・漫画・神話・人種差別・恋愛・ロシア・フランス・アメリカと、かなり多様です。

この映画については1回観ただけではちょっと感想がまとまらないので、無料視聴期間が終わってしまったのもあるので、Blu-rayを購入しました。

他の短編は全部は読み終えていませんが、読み始めてみて良かったなぁ。